東京競馬場いまさらながらありがとう

 まだ息子が3,4歳ぐらいの時の話である。


 みなさん東京競馬場には遊びに行ったことはあるでしょうか?

 私が小さいときの競馬のイメージとしては新聞片手にタバコ加えたおじさんたちが耳に鉛筆刺して騒いでる。そんな感じです。だから競馬場も、汚いイメージでした。


 でも私が大人になったころになにかテレビか何かかな? 親子で楽しめる競馬場。 私のもつようなおじさんたちではなく、普通にデートや競馬などしない家族が気軽に遊びにいける場所に変わってました。

 まあ今の若いお母さんは逆に汚いイメージのほうがないかも(;^ω^)


 そして私は息子を連れて競馬場に遊びに行った。

 他の場所で競馬が開催していて、東京競馬場では競馬が開催してない土日はなんと入場料無料です。


 そして東京競馬場とてつもなく広い、そして遊具も半端ない。

 まず赤ちゃんでも遊べる室内プレイルームが二か所もある。(私の行った当時)

 そして小学生ぐらいまでが遊べる大きな遊具がある場所も二か所ある。

 奥は桜の花も綺麗で、朝早くいけばポニーに会えたり、馬に乗せてもらえるらしい。遊具もただの滑り台とかでなく、大きな海賊船や夏は水遊びもできるおすすめスポットだ。


 そして馬が走るコースを地下からくぐってその真ん中あたりにある遊び場には、期間限定でふわふわドームやミニ電車まで走っている。それも無料(*^▽^*)


 ちょっとした売店も場所により開いているし、無料水飲み場もある。

 まさにいたれりつくせりである。


 そして私は息子と二人その地下をくぐった先の中央遊具施設に向かったのだった。


 そこでフラフープみたいな丸い輪が連なりそれを梯子のように登っていくと上の滑り台などにつながる橋に上がれるという遊具があるのだが。

 息子はそれを登っていった。そして後少しで上のところまでたどり着くという時に、たぶん下を見てしまったようだった。

 急に「怖い」と言い出しその場所から動けなくなってしまったのだ。


 後少しだから上に登ってしまえばいいのだが登れない、なら下に降りてきなさいと言ったが降りれない。

 息子がいる場所は微妙に私の手の届くところではなく、また今からじゃあそこまで私が行くしかないのかと思っていたら、息子はパニックになったのか、輪っかと輪っかの隙間から下に降りようと足を伸ばしだしたのだ。

 でも背の小さい私は息子が足を空中にぶらんとさせても届かない、手を離されたらそのまま落ちてしまう。


 絶体絶命のピンチである(まあ落ちても骨折するほどの高さではないのだが152センチの私が手を伸ばして届かない程度の高さ、子供には怖いね)

 いつ子供が飛び降りてしまうかわからない私はとりあえず下に待機したまま、少し先に立っていた警備員を大きな声で呼んだ。


 そして無事警備員により子供救出。

 そう、競馬場のいいところは、公園内に警備員がいるというところだ。

 普通の公園より、断然安心である。


 そして私たち親子は九死に一生を得た(言い過ぎ)


 それから数か月後、再び競馬場に遊びに行ったら、子供が落ちかけたその遊具の下にある程度の高さからネットがまかれ、隙間から子供が落ちないように改良されていた。

 なんてすばらしい競馬場ヽ(^o^)丿


 きっと助けてくれた警備員のおじさんが進言してくれたのだろう。

 そしてそれに対しすぐに安全対策をとってくれた東京競馬場、本当に素晴らしい、そしてもううん十年も前の出来事だが、いまさらながらご迷惑をおかけしました。その節はありがとうございました<m(__)m>

 息子は元気です(笑)


 もう何年もいってない(行く年齢でもない)がいまでもネットはつけられているのだろうか、もし東京競馬場のコースの真ん中の公園(馬場内遊園地)の、フラフープみたいなものを使って上の橋まで上がる遊具(クモの巣みたいなネットと小さな滑り台を繋ぐ橋の間にあるやつ)に途中からネットが張られていたら、それはトトの息子のせい(おかげ)なんだと思ってくださっていいと思います(*ノωノ)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る