●『レプリカルテの助手』のあとがき
「レプリカルテの助手」
https://kakuyomu.jp/works/16818792436371146364
先月から連載していた「レプリカルテの助手」が完結いたしました。
お付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました!
毎度の如く、今回もあとがき的なものを書いてみようと思います。ネタバレも含みますが、よろしければ未読の方もお付き合いいただけたら嬉しいですm(_ _)m
今作は記憶喪失をテーマにしたお話で、元々は短編で書いたのが「レプリカルテの庭」の始まりでした。
あれは今から約3年前。「ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022」というコンテストがありまして、それがきっかけで「レプリカルテの庭」が生まれた訳なんです。
なので初めはプレイヤーが記憶を巡って、やがて「レプリカルテの庭」に辿り着いて、選択をする……といった感じでゲーム化を意識した作品でした。
ツクールのコンテストも楽しかったので、また開催してくれたら嬉しいですね(*´-`)
ゲーム化を意識したことで生まれた「レプリカルテの庭」。
自分の中でもとても気に入っていた作品で、いつかは長編で書いてみたいなぁ……と思いがあったんです。そこで誕生したのが「レプリカルテの助手」でした。
諒という主人公はいますが、オムニバス形式でもある今作。
幼馴染で恋人同士だった諒とメグ。私らしいエピソードを詰め込んだ美雪さん。すべての始まりだったカルテ。
それぞれのお話に思い入れはありますが、中でも特別なのはリンちゃんでした。
登場人物が優しいからこそ苦しくて、「レプリカルテの庭」や諒の言葉で自分の本音を零すことができたリンちゃん。
誰かの心に響くような救いの物語になっていたら良いなと改めて思いました。
そして主人公の諒。
メグとのラブコメシーンももちろん書いていて楽しかったのですが、助手を通じて辿り着いた『生きる意味』も彼にとって大切なものでした。
ずっと独りぼっちだったカルテももう1人の主人公であり、ヒロインだったのかなと思います。
今作は全体的にシリアスな雰囲気になりましたが、長編で書くことが良かったとカクヨムで連載して改めて感じました。
今はスニーカー大賞に応募しているので、少しでも良い結果になるのを祈るばかりです(*-ω人)
さて、最後になりますが……。
「レプリカ」と言えば思い出す作品がありまして。それが電撃大賞の大賞受賞作である「レプリカだって、恋をする。」です。
記憶喪失のお話ではないのですが、繊細な心の動きを描いていて私も大好きな作品なんです。
ちなみに、短編の「レプリカルテの庭」を投稿してから「レプリカだって、恋をする。」の受賞が発表されました。「レプリカ」が被ってしまった……と最初は驚いた覚えがあります( ´∀`)
来年にアニメ化もされるので、ご興味ありましたらぜひ!
と、こんな感じでしょうか。
最近は推し活やアニソン、聖地巡礼など、自分の趣味にまつわる作品が続いていたので今回は、挑戦作になりました。
家族や友情、そして生きる意味など、書きたかったものは詰め込めたので個人的にはとても満足しています。
改めまして、諒達を見届けてくださりありがとうございました!
未読の方も、よろしければこれをきっかけにお読みいただけたら嬉しいです。
前回のエッセイでも言いましたが、来月はライブレポをちょこちょこ上げる形になりそうです。
小説としてはカクヨムコンの時期までは大人しくなると思いますが、今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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