第31話 俺の子

11月、神様に頼み事

俺が帰ってくるように?


神社⛩️へお参り・・って

きっと七,五,三だ。



龍祐は決心をし、体を鍛える為、

ジムにいき、水泳もした、

弱々しい龍祐で会うより

逞しい父親で居たかった。


こんなガリガリな親父で

子供達をガッカリさせたく無い‼

頑張ったが元にはまだまだだが

前の龍祐に近くなった。


俺は七五三の着物を2組そろえ

羽奈の着物も人揃え買って羽奈

の住んでるマンションの下で待った。

住所さえ分かればこっちのモノ‼


28歳になった羽奈

俺は32歳に、なっていた。

向こうから目を引く美人が

歩いてくる


羽奈は益々綺麗になっていた。

三度惚れる


    ママーママー


抱きしめたいほど可愛らしい

初めて聞く息子達の声!!


マンションフラワーモーツァルト

の下の方から羽奈は両手に籠を下げ

1人の子供はセーターとジーンズで

ティッシュを持ち


もう一人はシャツと

ジーンズを着てて

ミカンを袋にいっぱい下げている。

真っ赤になった小さな手


よいしょっ、よいしょっ゛

口をとがらせヨタヨタしながら

羽奈の手伝いを頑張っている

小さな愛おしい俺の子


📣龍太郎一っ  📣龍乃祐ー。

我慢出来ず叫んでしまった。

血筋とは怖いもので龍太郎と龍乃祐

二人はそっくりだが俺には見分け

がついた。


2人はビックリして羽奈に以た

クリクリした目を大きく開いた。


羽奈は驚いてつつたって、3人

止まっていたが


「パパ? パパーっ、パパーなのー

ロケットに乗って来たの━━━━📣」


2人の俺を呼ぶ声で俺の時間が動

きだした。


2人とも荷物を放り投げて、

龍祐に飛び込んできた。、


ミカンがパラパラとちらばった

オレンジ色がコロコロ坂を

下る。


「パパ━━━━うわぁぁん😭😭」

2人は一生懸命走って来て

龍祐に飛び付いた。

柔らかい子供の匂い。

初めて抱く俺の子達の匂い


「寂しい思いさせてゴメン。

龍太郎、龍乃祐ありがとう。

ただいま‼

やっとロケットに乗れたぞ‼」


2人は大泣き


あああ、あああ俺も泣いた。

大声で人目を気にせず泣いた!

すると羽奈が龍祐に言った。


「私もハグして。」って


羽奈も泣きながら


「何で来たの奥さんは、

知っているの?駄目 じゃない。」


「羽奈は、ひどい妻だ!! 

俺を平気で、捨てる。

 愛しい妻だ!!」


羽奈も泣いていた。


2人の子供に手を引かれ

階段を上がる

羽奈は三階に住んでいた。


野の花が飾られ、植物も沢山あった。


まるで昔、羽奈の格安アパートを

思い出す。

そして俺の写真の前に、

花が沢山飾られていた


「羽奈 俺、生きてるから

  勝手にコロすなよ。」


羽奈はゲラゲラ笑い謝った。


久しぶりの羽奈の飯、

涙を飲み込みながら

四人で泣いた。


もう手放したくない。


美容師を呼び着物を着せ

羽奈にも京都から買いつけてきた

有名な店の着物を着せ宮詣りに出かけた。


カメラマンも連れ、お宮で

写真集を作った。

そのまま動物園へ行き、

象とキリンと写真を撮った。

初めて行く動物園にはしゃいでいた。双子は遊び疲れ アレ

眠ってしまった。



羽奈は子供で龍祐を縛りたく

無いと言った

認知もしなくていいと。


羽奈はあの日父親に言われたことが

嫌だったと言った。


「金目当てだろう。」


だから、絶対、認知は 求め無い。

お金目当てでもない‥と


ただ龍祐は、子供達の父親だから

結婚話が持ち上がるまでは、

子供には、会いに来て欲しい‥

でも、援助は要らない。

1人で頑張るから。

そう言った。


あなたは、暖かい家庭を作って

もし私達がそれを邪魔するのなら

私達を忘れて欲しい。



「あなたの父親に、

それみたことか。

って言われたくないの。

子供には合って欲しいけど

あなたの、お父様との約束は守り

たい。」

  

意地で言ってる訳じゃない。


  「貴方の お父様に、嘘は

   つきたくはないの。」


「援助じゃない。

俺の子を俺が育てちゃ

 ダメなのか?俺の息子だぞ。

俺はペンギンにも劣るのか?

ペンギンは立派に

子育てしてるだろ!!」 


=🐧ブォン 「ぺ、ペンギン‥って。」




「そうだろう。🐧以下だ。」


「しっ!! お昼寝からおきるし。

 2人共、龍祐に懐いてしまった

からあなたが帰る時離れたくない

って泣いちゃうわ。

今の内に帰って!!」


「やだ。帰らない!

なんで帰らねーと

 いけないんだ。」


「羽奈、合いたかった。羽奈」


その一言で羽奈は崩壊した。

羽奈は龍祐とまた 結ばれた。



「羽奈、綺麗だ。」


俺は、伊達に大龍の名前じゃない。


引きこもってはいたが、なにも

しなかった訳じゃない。

暇つぶしに株をやっていた。

才能とは、怖いもので勝手に大金を

手に入れた。それに、宝くじも

当たった。


大金は転がって来たが

何も満たされない。

使わない金は無いも同じ


灰色の日々

毎日気持ちのやり場がなく

死ぬ事ばかり考えていた。


金を使う目的も無かったから

大量に宝くじを

購入した。

当たっても外れてもどうでも

よかった。


しかしかなりの、金額。


だけど、嬉しくもなく 

使い道もなく

死んだまま生きてるような、

地獄谷にいるような‥楽しくもなく

悲しみもない。


そんな風に感情の無い

マンションで生きていた。

まさにグレーゾーン。



やっと、やっと抜け出せた。

龍太郎と話をしてから

感情と生活色が出てきた。


やる気とは凄いもので全身に力が、

みなぎった。


嫌がる羽奈に大龍の金は使わない。

俺が稼いだ金だ。


独自に企業する。

相場を名乗ってもいい。

俺を棄てないでくれ。



そうたのんだ。


「ママ、パパをイジメないで!! 」


「僕のパパだぞ。 」

「そうだよ、僕のパパだぞ。 」


背中に龍太郎、胸に抱き付く

龍乃祐


二人は必死な俺を抱きしめてくれた。

小さな小さな手は大きな自信を

くれた守るものがあれば

強くなれる。



羽奈は頑固だ。親父と似たところ

がある。



渋る羽奈を連れ、上機嫌な息子を

連れタワーマンションに帰って来た。


学生の時購入したから30階だけど

最上階に移ろうかと思う。



しかし羽奈が30階でギリギリ

止めてと言うので止めた。



マンションに着くと、母親が食事の用意をしていた。子供達に耳打ち👂


「内緒だぞぉ。お婆ちゃんが居る

から な。」


子供達は“お婆ちゃん”とゆう

フレーズに、ワクワクしていた。


顔が赤く興奮しているのが分かる。


ドドド一っと流れ込み!

お婆ちゃん!!

お婆ちゃん!!


と抱きついた。


母親は目をまるくして、

オロオロ、えっえっえっ

アタフタしていたが、

急に泣き出した。

子供達はビックリしていたが

母は2人の頬を

何回も愛おしく撫でて、


「りゅう 龍祐に瓜二つだわ!」 

かがみ込んで二つの頭を抱きしめた。


「子供の龍祐が帰って来たみたい。」


「すみません。お義母様、

いらっしゃるとは知らなくて、

直ぐ私達出て行きますので、」


羽奈は静かに頭を下げた。



「何言ってるの、龍祐をまた地獄に

 突き落とすの?あなたが居なく

なって私も地獄に居たのよ。


もう嫌よ。

本当に主人がした事謝ります。」


母親は土下座をしょうとした

««だめです、お義母様»»

羽奈が飛びつき止めさせた。


「お父様が、おっしゃる事は親と

して当たり 前です。

龍祐を心配されたのです。


 そんなお父様に育てられたから

 龍祐は男らしいし、

優しいんです。」


それから龍乃祐はお婆ちゃん。

お婆ちゃん

龍太郎はパパ、パパ


また交代して四年間甘えられ

なかった溝を埋めて行った。



       

羽奈は、親父と、交わした約束が

最優先と俺と母親に言った。

そんな羽奈に言い返した。


「子供達で縛り付けているのは

羽奈ではなく俺だよ。


避妊していると言いながら途中で、

ゴムを外した。

100%確実に避妊していない。

龍太郎も龍乃祐も出来たんじゃなく

作ったんだ‼」


羽奈も龍祐の告白にビックリ仰天


羽奈は頑固だ、だから

あと3人くらい産めば

子供の為、

婚姻届にサインするだろう。


もう頑固者の羽奈を縛る糸は

5人くらいの俺の子供達、今日も

子作りに精を出す。


だって、子煩悩の羽奈を縛るのは

やはり、子供しかいない。


もう、絶対に離したくない。


俺の子供は、何人いても

愛して行ける。


俺と羽奈の子だ、可愛いに

決まっている。

子供達が嫌がる程、愛してやる。

俺は子供嫌いだったが

自分の子供は愛おしい。





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