第13話 甘いクリスマスの乱入惨劇

さっさと逃げ出した羽奈は、喉が渇

いて自販機を目指した。



お汁粉か、寒い時は

コンポタだ、自販機に近づくと、

見慣れた後ろ姿に足を止める。




奏だ。しばらく合ってなかったから

本当の事を問い詰めてみたかった。


だけど何人かの話声がした。


   「パーティ?♪」


「うん、24日

出来たら彼女つれて

来いよ。」


  「奏は?」


「勿論、つれてくよ。

分かりきった事聞くなよ~」



   「年上の彼女?」


「他に誰がいるんだよ。」


  「 あの人薔薇みたいに

    綺麗だよな。

    わかった、幸寿朗も端暮も

    来るんだろう。」


「お前ら三人、モテるから

やだなぁ~

行きたくねえよ‼」


「薔薇か、確かに一花は綺麗だ。

みんな彼女連れてくるから

大丈夫だよ。

端暮も幸寿郎もパートナー

連れて来るし先輩達も呼んだし

ワイワイやろうぜ‼」

奏は凄く楽しそうに話していた。


その時、羽奈も自分の心が奏から

離れていることに気付いた。

もう、

何を言われても修復不可能な

レベル。


奏とその友人達の会話は

何時までも続いていた。



「奏は、浮気じゃなかったんだ。

あの女とは、本気‥」


ショックはショックかも知れない。

でもそんな感じない。

きっと麻痺してしまったのだろう。


分ってはいた事だ。



奏が帰らないのも


家で食事しないのも


成る程か・・・。


その日から何日経っても

クリスマスの誘いは羽奈には

来なかった。

わずかな情けも蝋燭の灯火と、

同じように静かに

消えた。


そして24日、奏とちゃんと別れる

事を決めた日


どうしても今日別れて新しい

二十歳を歩みたい。


帰らないならこの部屋からメールか

電話で別れる。


予行練習に電話してみる。

2コールで奏は出た。


「ねえ奏、私も行きたい。

パーティだめ?」


   「 え!!仕事だからだめだよ」

      


「あれ?彼女連れて来るって

 言ってたって聞いたよ。」


「あれ?奏の彼女ってだれ?」

「 エッ‼は?羽奈じゃん!

何言ってるの?今更‼」



「ん!え?一花?って?」

面トボケしながら羽奈は聞こえ

無かったフリをして聞いた。


「ち、違うだろ。誰に聞いたの?」

慌てた奏を振り切り更に


「📣私もフランス行きたーい、

一花と行くん でしょ。」

と叫んでみる。


 「し、し仕事、彼女は父親の

秘書だし 💦

なんで知ってるの?💦

  彼女は、秘書だから、そんな

噂が、た、立ったんだよ。   

  、親父と行くんだ。だから

フランス に羽奈をつれて

いくってのは、


   ムリ。」


苦しい嘘だったが羽奈は信じた。


と、奏はこの時は思った。


「なんだぁ!秘書さんかぁ・・・

 随分面倒みがいいんだね。ヘェ?」




「仕事か~じゃあ無理だね。奏と

 何処も行ってないから、

行きたかった。」



「…そ、そうだっけ‥か?」


「ぁ、一回映画行ったね。

 もっと遊びたかったわ~。

そうそう北海道にも行けず

じまいだったね━━━━━っ‼」


   「今からでも出来るから‥

    今回はムリ。」


「今からぁ、出来るかなぁ!

 どうだろうなぁ。」



   「時間は、必ず作るから

    忙しいからまたな!」

苦しい言い訳が出来ないと悟り

ボロが出る前にソソクサと奏は

電話を切った。




「なんだぁ、面白くも無い

もっと抵抗すれば良いのに!」

羽奈は少しガッカリ


夕方ケーキを買い、シャンパンを

買って奏のマンションへいく。

もう一生ここに来る事なんて無い。

私のはクリスマスケーキじゃ無くて

誕生日ケーキなんだけどなぁ


掃除は昨日おわったし、別れ話でも

するか?

奏は3コールで出た。


「羽奈?何か用事?」


 「彼女とは、浮気じゃなくて本気      なんでしょう。」



「は?何言ってんだよ。バカか?

 忙しいんだ、またな。」



ガチャ切り!

又なの”また”なんて

来る訳ない!!


1人、元彼氏だった男を待つのは

かなりの忍耐


 0:00まで、奏からの電話は、

なかった羽奈はウトウトしていた。

静けさを破るように

玄関からの凄まじい音にウトウト

していた羽奈の目も覚めた。

ソファから頭を持ち上げると


       ドアがあき、

寝室の電気をつけるパチって

音が聞こえた。

羽奈は、物申すとばかり寝室へ


「奏~飲みすぎたぁ~」


「一花、着いたぞ。」


   「ママに電話したぁ~」

重ダルそうな声で一花は奏の首に

手を回しそのまま、濃厚なキス


「電話?してないよ。

チュッチュッ。」


生々しいキスの音が寝室に流れる!

立つていられないほど絡み合い

奏は服を脱ぎ出した。


パッパッパポイポイポ━━━━━イ

2人の服は元気良く宙を舞う。


2人はベッドになだれ込んで

ゴソゴソ始めた。

布ズレの音が聞こえる。


「一花、‐花、あっ、好きだ。-☆」


「ママよりも?」

         

 「ああ、ママよりすきだ。」


「愛してる?」


「今更‼、愛してるよ♡一花」



 (^з^)/チュッ(^з^)/チュッ (^з^)/チュッ(^з^



黙って出て行こうとした羽奈だったが


   ««むかっく~!!!!»»

    


何で自分より、はるか年上

にママ呼ばわり?


しかも奏の奴“羽奈より好き”って

言った。

分かってたけどマトモに聞くと

ムカック‼👊


我慢したけど、決壊した。

もう、無理、無理、無理

人の事バカにしゃがってー

あのクソ〇〇ア😡💢

イライライラ

隙間から覗く趣味は無いが

こんな事をさせる奏も責任がある‼


バアアアーン

ドーンと開け放たれたドア に

二人は注━━━━━目‼


一瞬空気が止まった。

仁王立ちの羽奈のターン‼


「ブハハ誰のことよママって、

えーっ!!ま、まっさかぁ、私?

アーッハハハハアーッハハハハ

アーッハ ハハハおっ、

可笑しいでしょ。

ケバい化粧で塗られた顔のアンタに

なんでママよばわり?」



静かな二人の甘い夜に乱入!!


2人のランダムな、動きが止まり!!



     ««「羽奈!!」»»

    il||li (OдO`) il||li


奏は、気を失わんくらいに驚いていた。

「た❤━━━っぷり飲んだ

高━━━━━い🍷ワインで

いい気持ちになって

おっ始めたんだろ━━━━が‼

酔いも覚めちゃったみたい‼

ってトコですかぁ~⤵」


「あ、あ、羽奈どうして?」



「アンタと別れる為よ!

だってえ、宝生君私より7か月上

それに、そこのお姉さん?おばさ

ん?、?ばばさん?

📣クソ〇〇ア

良く聞けよ━━━━━━‼


私今日誕生日、 あっ、めでたく、

めでたく、二十歳、««二十歳»»»

なんですよー‼」


「あああ━━━━\(‧̣̥̇꒪ᗜ꒪)/=͟͟͞͞

そ、そうだった。

羽奈今日誕生日・・・だった⤵⤵」


奏は何やら思い出したらしく

顔色がサ━━━━━━━ッ



「人の男寝とるんじゃねーぞ

このぉ糞BBA

はーデモウフ

もう、こんなんイランけど‼」


重なり合ったまま2人は体制を

キープ‼

そして羽奈は、二人に近付き聞いた。



「ね、ね、何年前に二十歳迎えられ

ましたぁ ~!

指で数えないと、わかんないか!

そんなアンタに

ママ呼ばわり?笑わすんナ

アンタ私より15だろうが💢」


一花は、=͟͟͞͞(꒪⌓꒪*)


「私アンタにママ呼ばわり

されたくないし。

奏のママよばわりされる程、

私そんな~におばさんなんだぁ。」


奏はアタフタアタフタ

「ちが、違う羽奈、誤解だ‼」


「は?知らんかったわ!

私こんな ケバくないし。


そう言えば沙耶香もケバかったよね。

奏は、こんなケバいのが

すっきだったんだねぇ━━━━‼

随分な、厚化粧ですやん。

塗りすぎて、お肌あれてますやん。」


「ハナ」


「ねえ奏、私

辞めますわ。あんたのママ。」


「・・・辞めるって

つまり・・・その、それは・・・」

一花の上で四つん這いになった

まま奏は呟いた。


「ほらみてよ宝生君これが

 ママなの?」



羽奈は、ブラウスを脱ぎ胸を

はだけて奏の前に立った。


二十代後半に突入した一花より

羽奈の瑞々しい身体は

水を弾いた果物のようにも見えた。


一花は、(15くらい)歳をサバよんでいた。

奏はそれをしらない。


「羽奈美しい。」


奏はつい口走る!




「その人と私、どっちが綺麗??

 あっ、そうかぁ。ケバいのが、

そっちが良いから一緒に

いるんだっけ。」



  

 「ねえ、その人が薔薇

  じゃ、私、羽奈は、ナニ?」



「羽奈は、…」

羽奈の裸体に見とれて何も答えられ

無い。

      「…なに?」


羽奈は、顔をちかずけて、

一花と密着している

場所を(下半身)ジッと見た。ジッ


「違うんだ!羽奈、違うんだ!

これ…は、

 

 遊びだよ。


 だからな、本当に愛してるのは

羽奈だけだ。

     信じて、ほしい。」


ウハハハハ、ヤメテ

「この状況で、それ言うか?。

ヤってんじゃん。

弁解にもなりませ━━━━━ん。


アンタ、この女に愛してるって、

言ってたじゃーん。

私よりあいしてたんじゃナイノ

このオ〇サンを‼👉」



二人はまだ重なったままでいた。


「まだ、繋がってんじゃん。」

 キモイ!

奏の秘書さんも大変ですな!!      色々、やらなくちゃ駄目だし。

厚化粧しなくちゃいけないし!

下半身の、御世話までやるんですか?


   そんな会社どこに有ります。

   ないっすよ。

   馬鹿じゃ?」


「だから、遊びだって!! 」

 奏は、必死に訴えた。




∵ゞ(≧ε≦๑)ぶっ・∵ブハッ!!

アハハハハアハハハハアハハハハ

    

「綱引きじゃあるまいし

ガンバレガンバレってか?

こんなの見せられて遊び?

質が悪いよ。


火縄銃じゃないんだし

詰めては出し、詰めては出し?


»ブハハ»‥じ・つ・は、

アンタらの事知ってたから。

もう何ヶ月も 前から、

アンタに‼騙されてあげてたの!!

   

せめてプロジェクトが終わるまで、

あんたの大仕事みたいだったから!!

アンタこの女と、北海道や

海外行ってるよね。

写真も見た。



(((;꒪ꈊ꒪;)))ヤバい

ャバィョ


「««その人でいいじゃん。»»»…

・・・だけど、

その指輪高そうだね。

私のあげた指輪なんて要らない分

けだ。」


その時萎えてきたのかスッポーン

外れた。

「だから!違うんだ。」

奏は立ち上がり弁解を始めた。



「じゃあ、指輪は?あの指輪があれば考えてあげるかも!‥‥ヨ!!」



  「だ、か、ら違うって!」


「そんなん見て、何が違うの?

あんたとは

 ハア~ツ 終わってるから。」



 «««聞いてくれよー羽奈ーツ»»»


奏は絶叫に近い声で叫んでいた。

一花はシーツを掴んだまま悔しい顔

をして羽奈を睨んでいた。



珍しく羽奈が絶叫した。

「もう、ウルサイッ、指輪は?!!

指輪よ!指輪どうしたのよ(怒)!

龍の指輪よ‼

見せて見なさいよ‼」


奏は裸のまま、突っ立っていた。


「指輪・・・は •・・💦」



羽奈は、持っていたホールケーキを

奏の股間目掛けて投げた!

羽奈の誕生日ケーキ🎉だ


「喰らえ━━━━━━━━ボフッ」

見事、ポコ〇〇に命中=͟͟͞͞🎯ブォン


棒立ちのままの 奏 の股間の

真っ直ぐ立った蝋燭は

生クリームで一杯になり、

サンタクロースが

奏 の煙突から ボテッ と落ちた。


「ね、ね、宝生君、誕プレは?

 もうケーキはいいわ、

二千円の奴なんて

 い★ら★な★い。」


「そうだぁ~""

 カニ!カニでいいわ。

 大好物なんだぁ~。


  あっ、そうかぁ、オフランスに

行くなら

 何か、たっか一ああいもの

 宝生君の高い物って幾ら?

2千円?千円?だったら、蟹は


金額的にむずかしいよねー。」



羽奈は、服を着ると、ニッコリ

微笑んで、合い鍵を顔面に投げた。


「あんたからなんて、

何も要らんわ。👎

バカにすんな💢」


初めて聞いた。羽奈の冷えた声、

どうしたらいいんだ!


何も言えないよ。


其処には、見たこともない

冷血感漂わせる羽奈がいた。


実は羽奈は、カニが大好物!


食い物の恨みは拭っても拭っても

消えない!


恋愛沙汰が関係すれば恨み事も

上乗せ・・・


強いて言えば、雪の女王を思わせる

感情のない微笑みを、向けられる。

怖さ・・辛さ・・・

去年誕生日プレゼントに貰った

クリスマスローズのネックレスを

羽奈は、首から髪を振り乱して、

”ブチッ” と引きちぎり

少し元気の無くなった奏の煙突に

ぶら下げた。

ウフフ

「よく似合ってるよ。

メリークリスマス🎅さん。

ホリャャ返す、こんなモノ要らない‼」


冷たい笑顔で冷えた低音で笑った。



ビンタを 奏に««バシーン»» 

一花にもう一発 «««バシバシーン»»


「私を馬鹿にしたお返し

甘く見ないでよね!

そこのアンタもあんまり

人を馬鹿にした発言はやめなよ‼

👎💢

誰がママじゃ、笑わすんな‼」

羽奈は一花を見て言った。


「じゃあねー」

羽奈は、奏のマンションを飛び出した。


奏は頬を赤く腫らして

呆然としていた。ザマア

思いっきりぶっ飛ばした!

羽奈の手もビリビリしている。




羽奈がマンションを出る時、

男の人とすれ違った気がしたが、

早く出たかったから気にしない。

夜中だったし寒さがこたえる


羽奈、羽奈、羽一奈。


振り向くと奏が、追いかけて来た。

腕を掴まれたら ゾッとした。

自分の気持が完全に奏から離れたの

だと実感した瞬間だった。


「嫌だ、汚い!あの女のどこかしこをさわった手で、触らないでよ!!

気持ち悪い!離してよ。エロ男!! 」


羽奈は掴まれた腕をクンクンと

嗅いで


「ウエーッ、クサ触んな‼」

とワザと奏を見て叫んだ!


 「今日、奏から電話無い時点で、

終わったし、もう

あんたとは、何の関係も無い!!

  このゴミ、糞!4ね‼」


...

 「送るよ。遅いし…明日話そう。」


「は?」羽奈は汚物にしか見えない

男を本当に気持ち悪そうな顔で


「ほんっと、

あんたなんかキモすぎる。

触らないでくれる。ナイワ。」


「羽奈・・・」

感情の消えた青い顔で奏は羽奈を

見た。


「送るなんて気持ち悪い話

しないでくれる?。

クリスマスだし、街で遊ぶ‼」

     

    「駄目だ!あぶない。」


「は!! 何カレシ面してんだか!!

アンタとは、もう、赤の他人!


もう、愛情が欠片もない。


嘘つき、騙せると思ってた?


とうにバレとるわ、騙されてやって

たってだけじゃん。

あんたには、私を心配する資格ナイ‼


もう、かかわらないで、彼氏でも

無いのに!!!!一緒の空気吸うのも

勘弁してほしい。


≪≪気持ち悪い≫≫!。うぇぇ」

一気に巻くしたてた。



丁度タクシーが来たから

羽奈は乗って言った。



「年上は年金早く来るから今度は

年金で、食べさせてもらいなよ。

 ああ!! 食べ物は、ゴミ箱に棄て

ちゃダメだよ。

あんたから生活費なんてもらった

こと無かったし、誰の金で食って

たのよ。

バイバイ、宝生くん。」



      



羽奈が宝生君と呼んだ。


ハア~、バレてたのか、なにもかも?

     


宝生君あの呼び方は羽奈が本気で別

れる時の合図みたいなものだ。


何年か前は、何とか引き止めた。

俺の命と引き替えに。


      でも


     今度は違う!

閨の戯言を聞かれた。

「ママより好きだ。」

俺は羽奈より一花を好きだと…

愛してるって・・・


        言った。」




フランス行きまで知られていた。



「気持ち悪い!気持ち悪い!気持ち悪い」

羽奈の言葉がいくつもの槍のように

 グサリ、グサリと突き刺さった。



何回も何回も、繰り返し繰り返し、

頭の中をリンクする。


それはもう俺と羽奈は修復、

不可能と

言われたようなものだ。


もう声すら聞けないのだろう。

ショック過ぎて

ショック過ぎて


俺の甘さを叩き切られたように、

羽奈を失ったその厳しい現実が信じ

られない。



「愛情は欠片もない。」



冷たい目をして羽奈は言った。


羽奈はまるで、汚い汚物を

見るような目で

下から上へと目線を流した。


ヨロヨロと

体の寒さも感じないまま、

部屋に戻ると

男と女が、争っていた。




彼は俺にA4サイズの袋を手渡して


「示談に応じないなら、裁判だ

覚悟しろよ。

僕は、裁判の方を望んで

いるんだぞ。」

 と言って帰って行った。



「何の事だ??(?_?;」


俺の部屋には見たことの無い

不細工なケバイ女がいて、

足を組んでタバコをふかしていた。


「ねえ奏こうなったらもう、

付き合おう。」

    



    「えっ、何で?」


「私も彼と別れるし、奏も彼女と

無理でし ょう。」






   「お前ダレ?」


「 は?・・・?」


「誰だよ!」

       

  「酷い。」


俺は父親と山本さんを、呼び出した。


頭の中から半年分の記憶がない

一番ショックな事は、写真をみて

驚いた。


羽奈以外の女と遊んでいた。

遊びレベルじゃなく

ヤリ放題レベル!

使い込んだ金も1千万!

あんな女に丨千万?何やった俺


俺が覚えてるのは羽奈と生活用品を

買いに行って、電化製品を買い羽奈

と抱き合って寝たとこまでだ。


そして記憶は飛んで羽奈に

メチャクチャ嫌われた。


時々現れる甘えた声

その声の主は一・・・花?



しかし俺は本当に遊んでいた.

幸寿朗も端暮も、教えていない

羽奈の事を知っていた

幸寿朗と端暮に話した時点で


すでに…七百万使い込んでたらしい。

何に使った?


それに羽奈に生活費も、渡してなく

羽奈に、養ってもらってた。?



俺が?本当に?



ふと昔の記憶が浮かんだ。

あの時カフェで俺のタマゴサンド

をパクついた男

彼は未来の俺だと言った


「いいか、浮気はするな。

羽奈にバレる。」

 忘れていた記憶が鮮明に蘇った。


 あれはこの事だったのか?

 必ずバレる。

 しかし一花との事は思い出せない。


   解離性健忘。


俺は思い出さない方がいい。

だから、自ら記憶を消したんだろう。


      羽奈

      羽奈

      

羽奈に会いたい。その気持ちだけ

  残して。



俺はあの女と、羽奈をほったら

かしにして遊び惚けていた。

写真や、PC

その事実は疑いようがない。


ハワイ、タヒチ、オーストラリア

ニューヨーク、

写真に写っているのはあの女で

羽奈じゃない。



羽奈じゃ・・・無かった。‼




🐝[お地蔵さんは、

女好きにはそれなりの

女を選んで試しました・・・

奏はどうやら不合格🐝]

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