子供の頃は「らしさ」なんて考えもしませんでした。
「らしさ」を意識しはじめた思春期の入口の頃。うまく喋れなくなったことがありました。
自分の口から出た言葉。それを逐一自分の耳で拾うようになり。
それらがことごとく自分の心を映さない棒読みの台詞のように聞こえてきて辛かったです。
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厨二を過ぎた辺りから、どーでも良くなり気にならなくなりました。
症状として、良くなったとも言えますが。
自分の心の純粋な動きを世の中に馬鹿正直に晒さない。こういう一般的な習慣に順応しただけだったのかもしれません。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
確かに、思春期はアイディンティティが確立する時期ですからね。今までは気にならなかった自分自身のことが段々と気になってきて、周囲と自分との間で「らしさ」を意識するようになるのかもしれません。
拝読致しました。
気付きを得て、心理的に身構えてしまっていた自分の固さを認識して、より自然体になる。
成長したことがとても綺麗に描かれていて、良かったです!(^^)