第11話⁂痴話喧嘩!⁂

賢伍の秘密を知った美登里は{私は結婚して15年一体何を信じて生きて来たのだろう?結婚したての頃は冷たかった賢伍も近年は良き家庭人、良きマイホームパパぶりを遺憾なく発揮していたので、やっと賢伍と一つになれたと喜んでいた矢先の賢吾と江梨菜の異様な光景・・・}


{賢伍は端から私など全く眼中に無かった。

アアア!最初から私など只の世間の目をあざむく為の飾りでしか無かったのだ。

何故⁉あのような幼気な子供達にしか雄になれないのか?欲望の対象にならないのか?}


美登里は只々自分のバカな愚かさ加減に{どうしようもないバカ!今までどれ位の年月賢吾と江梨菜はこの異常な行為を繰り返していたのか?ああああ!本当にバカな!}


ある日美登里は等々我慢が出来ずに賢伍に「あなた私が何も知らないと思っているの?あなたと江梨菜の事、いつからあんな事してたのよ~?言いなさいよ!ワァ~~~~ン😭私には指一本触れないくせにあんな子供に手を出すなんて最低!何故⁉何故⁉何故⁉言ってよ!ワァ~~~~ン😭」


「…………」


「何とか言いなさいよ~!ワァワァ~~ン😭」


「………ゆっ許しておくれ~!グウウウウ~~😭お前の事は本当に大切に思っている。それに江梨菜だってお前のことを本当の母親のように慕っている、いや母親以上に思っている。こんなどうしようもない俺だが、これからは一切変な事はしないから許してくれ~!ウウウ~~~~😭」

それ以来賢伍と江梨菜の異常な光景は見られなくなったのです。



時を同じくして2000年フィリピンに養護施設〔ハッピ—ハウス〕を開校したのです。

賢伍は新たに欲望の対象をフィリピンに見出したのです。


一方の東京の賢伍宅では新たな家族形成が生まれつつあったのです。

今まであんなに慈しみ育てて来た江梨菜が、心底ホレている賢伍の寵愛を受けて居たなど以ての外、到底許すことが出来ません。


今までは自慢でしかなかった江梨菜の類いまれな美貌も今では自分を蹴落とす武器でしかないのです。

まだ13歳の中学1年生の江梨菜に向かって「子供のくせしていつからそんな事覚えたの~?何の脳も無いくせに男をたぶらかす事だけ天下一品なんだから~!チッ」


「ママ~!酷い!私だって好きでしていた訳じゃない!仕方ないじゃないの~親にお金を送金して貰わないと家族が大変なの~!ワァ~~~~ン😭」


「ああああ!子供のくせしてこの淫乱が———!そんな汚い事を私を騙して繰り返していたなんて?とんだ茶番よね!もうあんたの顔なんか見たくない!あんたなんか出て行きなさいよ!」


繰り返される継子いじめ………。


それを知った賢伍は怒り心頭そして江梨菜を取ったのです。

江梨菜を心から愛しています。

そして美登里は賢伍から捨てられてしまったのです。




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