無温の波音
低空飛行で 鈍足を抜かす
迷路を生んで 狭き未知に導かれる
無くした鍵が又 私を窓から出さない風だ
囁きを逃す舞と
夢だった
昨日増やしたちゃばしらが、
今だった 烏に啄まれ、
燻るは一縷の光に取って食われた。
水槽の恋、
一日の朝が表れる
もう過ぎた紫雲に続くように 鼻を聴かせて魅せよう
私たちは足を揃えて降っていく 朝靄の影を延ばして
なんだって、かんたんな道ですから
落ちて、
堕ちて。
踏ん張りの利かない地上花を 逆せて地を這わす
間際に魅せた 凡ての花は
なにいろも標すばかりの、
好い加減な 塩梅かしら
いつまでもずっと変わらずの春を、
愛するがひとでしか、
出会えない蜃気楼。
見せかけの心を移す手鑑 歪な階段を
転げ散る、皆も姿絵
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます