第14話 軍と『 良い人』

目が覚めた時、俺はベッドに寝かされていた。

この部屋はベッド以外にもタンスや机、椅子など、家具が置いてあった。

「おやぁ?目が覚めたかにゃ?」

「確か、りん、、だっけ」

たしかそう呼ばれていたはずだ。

「そーだよー!それにしても君すごぉいねぇ〜!」

「、、は?」

「だから―」

彼女曰く、俺はその他に分類される属性で

主な力は鉄の操作。

また、鉄の創造らしい。

異能を持つ者の中に流れる、魔素というエネルギーは俺はほかの人に比べて多いそうだ。

「それは凄いのか?

あのゾンビを殺した記憶なんてないんだが」

「殺してたよォ?すぅっーごい派手に」

「そ、、そうなのか」

「ところで君は亜種を殺すがわ?

それとも原種を殺すがわなのかなぁ?」

それはやっぱり、俺を味方確認してるってことだよな。

俺は―

「俺は、どっちを殺すとかじゃなくて、

『 人間』を守りたい」

「ッ―

君は、『 良い人』だね」

良い人、か。

皮肉かよ、もう笑えてくるな

その時、部屋の扉がガラッと開いた

「やぁ、おはよう

今の話は聞かせてもらったよ、海翔くん

君を歓迎しよう!」

そこに立っていたのは赤髪の青年ですごく爽やかだった。

「歓迎?」


「ようこそ、軍へ」

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