第13話 生きる屍

そこに居たのは、体の溶けた人間だった。

「ああああああああぁぁぁ?!」

それは俺の体を掴んで離さない

「カラ、、ダ、ホ、、シィ、」

「なんだ、、、?」

はっ?!

ソイツは何体もいた。

ずるりずるりと体を引きづりながらこっちに来る

「マジかよ?!」

ソイツらは腕を振り上げ俺の腹をえぐる。

「ぐっ?!あああぁぁぁ!」

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

俺の中を痛みが巡ったその時、

俺の中で何かが弾けた。

―そして俺は眠るように気絶した。


「なっ?!」

俺様はモニターを見てただただ驚いた。

海翔が急に強気になったのだ。

「人の腹をえぐりやがって、この屍が

てめぇらは、醜く共喰いでもしてろよ」

海斗がそういったのだ。

途端、周りのゾンビのようなそいつらは、

海翔を中心にできた針の山によって、1匹残らず始末された。

「おぉ〜!!リリスちゃーん!あの子何者ォ?」

「俺様にもわかんねぇ」

沢山のゾンビを殺した海斗は、

返り血にまみれた顔で、歪んだ笑みをしていた。

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