第5話 俺の日常

「海翔おっは〜!!」

「あぁ莉乃おはよ」

「ん〜?海翔、今日なんか暗くない?おねーさんに

相談してみ❤」

だーれが、おねーさんだよ!

まぁ、けど気になるよな。

「莉乃って異人のこと知ってる?」

まぁ、俺も知らなかったし、莉乃も知るわけ―

「知ってる知ってる!

え?知らない人いんの?‪」

なんだよ最後のバカにしたような言い方!

しかもうっすら笑いやがって、

ぜってーバカにしてんなぁ、こいつ!!

「じゃあ昨日の骸骨のことは?」

「あー、なんかニュースになってたよねー。

まぁ、知らんけど」

他人事すぎるだろ、、、


「えー、今日はお前らに新しいメンバーが加わる」

朝のホームルームで、いきなりそんなことを担任が言い出した。

「タイミング的には、入学式の次の日っていう

ふざけたみたいなタイミングだが、仲良くしてや

ってくれ」

たしかに、タイミングは変だな。

どんなやつなんだろうか

「じゃあ入ってこい」

ガラララッ!ドン!

扉を豪快に開けて入ってきたのは、、


「え、、、リ、リス?」

どういうことだ?なんであいつがここに?

いや、似てる人ってだけか?

「藤宮椛だ、よろしく頼む。」

まぁ、さすがに違うよな。

「じゃあ藤宮は神崎の隣な」

えっ、俺の隣ってマジ?

藤宮は堂々とした足取りで俺の隣の席へ

ドカッと座ると、

「よっ、よろしくな」

「あっ、はい。

よろしくお願いします」

やべぇーー!!

コミュ障でてるよーって!

「あ?なんだお前その喋り方‪w

俺様を笑わせにきてんのか?」

「やっぱリリスかよ!!」

「どーした神崎〜」

あっやべ、みんなこっちみてる。

「すいません!

知り合いだったんで、ちょっとびっくりして!」

「そーか、じゃあ学校はお前が案内してやれ」

まじか〜、正直こいつめんどくさいから

先生にして欲しいんだけどぉー、、、


放課後、、、

「じゃあ校舎案内すっから

リリスこっち来て」

「分かった」

廊下を歩く

もうみんな帰って誰もいないから

足音が無駄に大きく響く、

「なぁ、リリスがこのタイミングでこの学校にきた

のって理由あったりする?」


「あぁそーいや俺様、今日からお前ん家住むか

ら」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る