第7話
朝食バイキングは、三学年全員で会場入りし、
各自、好きなものを好きなだけ食べられるのだが、俺は落ち着かなかった。
俺の淫らな発言のせいで、女子二人をノーパンにしてしまっていた。
一応、制服のスカートでパンツ履いてないことは、皆にバレていないが、俺だけが知っていると言う事実に、赤面していた。
もう、朝ごはんとか、ハッキリ言って、
女の子二人のノーパンが気になって喉を通らない。
友達が心配してくれていた。
「どした?お前、食欲ないのか?
全然、プレートに食い物のせてないじゃないか!!」
「ああ...それがな」
「物が喉を通らないんだよ」
「どーしたんだよ!それならスープくらい飲めよ...!全然食べないんじゃ、班行動の最中に倒れても知らねーぞ!」
俺がテーブルの前で、一応持ってきた、サラダとか卵焼きとかの食べ物を前にしてグッタリしてると、一人目のノーパン女、林ユーコがやって来た。
「シンジ、どしたの!?
食べないの!?私が、ほら、口開けて、あーん!とかしてあげよーか??」
「や、やめろ...」
俺が学年一の美少女にして、
幼馴染を前にして困っていたら。
続けて、二人目のノーパン女まで、
やって来ちまうから、もうタチが悪い。
「シンジくん!私が、あーん?って
してあげれば、喉通るかな??」
とガチな心配顔されたから、俺は
無理矢理、自分の手で食べ物を押し込んだ。
そして言ったんだ。
「大丈夫!ほっといてくれていいよ...!」
「ちぇ、つまんないの...!
じゃあさ、シンジ、今夜、宿に戻ったら、
夜這いに来てよ...」
かなり小声だが、二人目のノーパン女で、
俺の好きなミドリにもこの台詞は聞こえてた。
「ちょっと待ってよ。今夜は
私を襲ってくれていいんだけど?」
ミドリまで、その台詞、復唱してくれたもんだから、
俺は、うれしくなったが、いかんせん、二人は同室。
俺は何方を選べばいいのか...
「な....!」
このあと。
林ユーコは尚も平気な顔して攻めてきた。
まるで、戦車のよーに。
「ノーパン、ノープラで布団のなかで待ってるねん」
「ううわ...」
ミドリも負けてなかった。
やや、どもっていたが、臨戦態勢だった。
「わ、私も、の、ノーパン、の、ノープラで、
ま、待ってるっ...」と顔真っ赤なミドリ。
林ユーコが更に畳み掛けた。
「産まれたままの姿で布団被って待っててもいいよ」
ミドリは流石にビビっちゃって、
何も言わずに、逃げるように俺の前からいなくなったのでした。
こ、今宵、俺はどーすればいいんだ?
二人のいる女子部屋へ行かなきゃならんのか、
それとも、逃げていいのか?
逃げなかったとして、二人のうち、
何方を選べばいいんだ?
だ、誰か教えてくれ...!
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