第6話

由々しき事態だった。さっきまで俺の目の前にノーパン女が二人いた件。


「とーしたんだシンジ。お前、顔真っ赤だぞ」


友達が尋ねてきたが、俺は無視して、

パンツを何処かに隠さなきゃと思った。


勢いで持って来てしまったが、それか、

これは返した方がいいのか...?


赤と白。


周りの連中にバレないよーに両手を広げて対比させてみた。


ひとつは、ハイレグ。

もう一つは紐パン。


俺の幼馴染、林ユーコの好みはどーやら

超派手派手で。


俺の好きな女、ミドリは見た目のおとなしさとは裏腹に、ちょい悪戯心あるのか、

紐パンだった。


ま、でも。


どちらにせよ、両手エロいな!!


俺は頭を抱えて、取り敢えず誰にも見つからないように、両パンツを旅行鞄の中にしまったのだった。

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