ep.07 最もコスパの良いリワードの稼ぎ方、それは公式企画に乗っかること。そして、お知らせは必ず目を通すこと。

 カクヨムに登録して二年目を迎えている中、広告リワードの登録もしているアマチュアとして、つくづく思うことがある。


(リワードって、ほんっっっっと貯まらない!)


 一年連載を全うして、若干の裾野が広がり、エピソード数増ゆえの間口が多少なりとも広がったのは事実だが、せめて毎月コーヒー一杯分くらいのリワードが捻出できれば、その恩恵をしみじみ実感できるのだろうけれど……現実は、その道のりがなかなかに厳しい。


 地道にコツコツ作品数を増やしていくことは大前提として、カクヨムにはそんなアマチュア救済措置とも言えるビッグが存在している。

 それが、条件さえクリアすれば運営からリワードが確約されている公式企画への参加だ。


 毎年三月に開催されるKAC(カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ)などは、その最たるものだ。

 平均十回シリーズを皆勤するだけで、ぽぽーんと数百リワードが貰える。しかも年々条件が緩和され、リワード率がアップしているとなれば、弱小アマチュアとしては参加一択である。


 二〇二一年度は、全十回お題参加(一話あたり下限一二〇〇字〜上限四〇〇〇字以内、締切日厳守×十回)で三百リワードだったが、二〇二二年度はこれが大幅に緩和された。

 全十一回お題参加(一話あたり下限六〇〇字〜上限四〇〇〇字以内、締切日厳守×十一回)で週刊リワード五百+皆勤リワード三百、合計八百リワードが確約された。

 各お題、締め切りまでの平均期間は約三日だったが、前年の皆勤賞に加えて、週刊お題(その週のお題を通しで参加)という追加特典まで付与されたのは非常に大きかった。

 一ヶ月(十一エピソード)で換金に必要なリワードの二十六パーセントを賄えるというのは凄いことだ、と改めて痛感した次第だ。


 スピード力と短編ゆえの起承転結力を求められるが、私は毎回これを祭り気分で楽しんでいる。

 コンテストではなく「年祭企画」であるという部分がアマチュアの参加ハードルを下げていると感じているので気楽なものだ。短編力を鍛えることが、ゆくゆくは長編執筆への確かな持久力になるということを身を以て経験してからは、尚更強くそう思う。


 完結できなくても、途中リタイアしても誰も怒らないし、厳しい講評が下るわけでもない。

 ただ、目の前に具体的な報奨金(リワード)をぶら下げられると、わかりやすくモチベーションが上がるという現金な性分が本領を発揮するというだけだ。


 執筆が捗らないと感じる期間と企画期間が被るなら、短期集中と割り切って、執筆のきっかけにすれば良い。やらないよりは、やった方が具体的なお得がある。


 そして、もう一つビッグリワード獲得の好機だったのは、新規導入された「サポパス」の公式キャンペーンへの参加だった(現在、キャンペーンは終了している)。


 サポーター専用の限定近況を一つ以上準備おくこと+ギフトのコメントを作成しておくこと。

 この二点を期間内に行っておくだけで、抽選とはいえ当選すれば一〇〇〇リワード貰えるというキャンペーンだったのだが、これは公式の「お知らせ」で数回に渡り告知していた。

 危うく読み飛ばすところだったが、こういう大事な情報をサラッと掲載しているので公式の「お知らせ」には毎回きちんと目を通しておくのが吉である。


 読み飛ばしてキャンペーン自体を知らなかったというユーザーも少なくなかったのではないだろうか?

 私の場合はありがたいことに、参加していたこと自体を忘れた頃(だいたい三ヶ月のタイムラグがあった)に、ちゃっかり一〇〇〇リワードを獲得していて、びっくりすると同時に大変嬉しい結果となった。


 公式企画二つに参加しただけで、六月単月で合計一八〇〇リワード獲得である。この時点で換金必要額の半分を超えたことは快挙の一言だった。

 一年間有効だから、来年の五月までに何とか残り一二〇〇リワード分を捻出できれば、晴れて換金できることになる。


 そして、現在換金下限は三〇〇〇リワードだが、公式のお知らせによるとこれが更に下方修正される方向で検討しているとのことだ。換金ハードルが下がることもまた、大きなモチベーションになるだろう。


 そんなわけで、最もコスパの良いリワード獲得方法は、公式企画に乗っかること。そのためには、運営の「お知らせ」に日頃から目を通しておくこと。この二点が最重要である、というのが弱小アマチュア作家の結論である。


 現在、カクヨム書籍化一〇〇〇点突破記念で「図書ギフト千円分」のキャンペーンを公式が打ち出している。

 私は残念ながらツイッターをしていないので、そもそもの参加資格がないのだが、これも気軽に参加しておいて忘れた頃に恩恵があるパターンだと思うので、やらないよりやった方が良いと申し添えておきたい。

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