或る不健康な人の休日について

 さて、天気の良い日曜日をソースコードを書くという作業に費やしている。


 クリエイティブでもなんでもない、ただ単にOSをまたぐとまともに動作しなくなる部分の修正というあまり楽しくない作業だった。


 カクヨムのみなさんがまともな文を書いている中、一人アルファベットと記号の塊を一人で、薄暗い部屋の中で書いている。あまり健康的とは言えない作業だと思う。


 な・ん・でLinxuとWindowsは同じ言語を使っているのに挙動が違うんだよ!


 と吐き出してスッキリしました、全世界のOSが統一すればいいのにとかせんのないことを考えてしまいました。


 日曜日を寝て過ごすのが得意な私には時間を無駄にすることは得意なのですが、再現しないバグを探すのって辛いですね……


 なお、本日のデバッグに使用したのは古式ゆかしいprintデバッグでした。


 知らない方のために説明すると、ようはprint関数を使って変数値を起動したターミナルに表示するという石器時代から続いているんじゃないかと言われている古典的なデバッグ方法です。デバッガ? 知らない子ですね。


 こんなことを経験すると、機械ですら同じ言語が通じないのに、世界統一言語というのが夢物語であることがはっきりわかりますね。


 ドクターペッパーを飲みながら、機械の考えることはよくわからないなあと思うわけですね。


 僕はgithubを便利な保管庫として利用しているのですが、友達がいないので孤独に一人コミットを続けています。


 グーグル先生で小説を書くのに使っているツールを調べるとテキストエディタを推している記事が出てきたので、こうしてエディタから作り始めた。


 Vi? Emacs? 知らないなあ……


 そう両宗派ににけんかを売ってみるが僕はどちらも好きですよ? 今となっては初めて使ったときに起動させたはいいけれど終了できず困り果てたのもいい思い出です。つーか終了のさせ方がパズルみたいなのによく受け入れられたなって思いますよほんと。


 日曜日というのは難儀なもので、時間こそあるものの翌日に月曜日が待っているという同仕様もなく憂鬱な日です。時間ばかりは強い力があっても度数の高いお酒を飲もうと全く無力に過ぎていきます。


 僕はいわゆるところのだめな大人なのですが、何故かお酒を受け付けません。隣でだれかが美味しそうにビールを飲んでいてもその隣でドクターペッパーやルートビアを飲むような人間なのです。


 決して真面目だと言いたいわけではないのです、むしろ不まじめが服を着て歩いているような人間です。それでもお酒のあの意識を負の側面へ引きずり込むような感覚だけは何度体験しても好きにはなれません。


 昔から飲まないわけではないのです、ある日ウィスキーをジュースで割って大量に飲んで、それを吐き戻して以来あの喉を焼くような感覚がどうしようもなく怖くて飲めなくなってしまいました。


 文豪はお酒を飲むのでしょうか? 睡眠薬や入水、ガス等様々な方法で死んだ文豪はいますが、アル中の作家の名前を出せと言われると不思議と浮かばないのです。


 しかしまあ……結局の所、薬で肝臓を消耗するか、アルコールで消耗するか程度の差しかないのかもしれません。


 あえて言うなら僕は言葉を選ばなければ『文才のないキチガイ』なのでしょう。それについて誰かを恨んだことはありませんしきっと生まれながらにそうだったのだと思っています。


 良識ある方々が言葉遣いについて文句を言うかもしれませんが、どう言い換えたところで人の認識が変わらなければどうしようもない話なのです。コンピュータのメモリアドレスにどんな名前をつけようとも同じアドレスを指すならそれは全く同じものになるのです。


 日曜日は人をメランコリックにするので良くない日だと言えるでしょう、土曜日が翌日に休めることで安心できるように、日曜日は休息の日ではなく翌日の労働に向けて僕を追い立てて駆り立てるあまり優しくない曜日なのです。


 感のいい読者の方は気がついたでしょう。この文章の前半は午前中に、後半は夕方を過ぎて書いているのです。時間が人の精神をどのように操るかのいいサンプルではないでしょうか?


 はっきり言い切ってもいいのですが、現在のカクヨムには小説家になろうほどの人口がいません、あちらで面白おかしく書けることをこちらでどうしようもなく陰鬱な話題にできる理由はひとえに読者が少ないからということに尽きます。


 私はカクヨムを盛り上げようなどという御高尚な心構えは持っていないので自由に思ったことをそのままキーボードにぶつけているのです。


 というわけなのでこのなんの感情もわかない文章をアップロードできて怒られないであろうカクヨムに感謝しながら今日は筆を置きます。

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