第25話


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「お疲れさま。ごめんなさいね、システィ」

「隊長! お、お疲れさまです!」

 亜麻色の髪を揺らしながら階段を下りてきたのは小隊長のジェニア・フォルセナとヘルミネ・アストラーダだ。タバード姿のシスティと違って二人とも甲冑まで着込んでおり、口調はやわらかいが表情は険しかった。

 二人は足元の小窓から反省室の中を覗き見たフェマはおとなしく座っていた。二人が来たことはわかっているはずなのに、なおもリラックスしている。

 ヘルミネが舌打ちした。その肩をジェニアに軽くたたかれると、軽くうなずいてシスティの対面に座る。


「よろしく頼むわね」

「あぁ」

 短いやりとりをすると、ジェニアがさらに階段を下りて、反省室の扉を開いた。空間的には平素なものでも、一応は拘禁する為の施設なので、二重扉になっている。システィも元の位置に座りなおして、入室するジェニアの足を覗き見た。


「今は何時ですか」

 待ちわびたようにフェマが訊ねた。やはり自分の立場について悲観的には見ていないらしい。


「それを気にする必要があるの」

 対面に座るジェニアに両手を持ち上げるようにしてみせた。そこには手錠がかけられている。


「ボクのこれをはずす時間が近いんじゃないですか」

 ジェニア以上に落ち着いた口調である。規則として、正式な令状がない限り、騎士を長時間拘束することはできない。


「そんなに早くここを出たいの」

「それはもちろんですよ。ここはさびしい。システィが相手じゃ話にもならない。カミラ殿が適任だ」肩をすくめて、背もたれに体重を預けた。「こちら側からの意見ですけど」

 わずかに白けた沈黙の後、今度はジェニアから訊ねた。


「あなたは、自分の作戦が成功すると思っていたの」

「作戦の成功? それはちょっと違いますね」

「なんですって?」

「あれは作戦なんて代物じゃない。それはおわかりでしょう。ボクが隊長だったらあんな作戦は採用しない」

「自分が採用しない作戦を提案したの? なんの為に?」

「それはもちろん、ロブロスを捕まえる為に」

「その為に、自分が採用しない作戦を騎士ライムに持ちかけたと」

「決定はあくまでも隊長の判断です」

 ジェニアはうなずきもせずに手錠をはずした。


「もうすこし、話を聞くから」

「おかまいなく。ああ、紅茶がいいですね」

 手錠を持って、二重扉をくぐろうとしたジェニアが呟いた。


「それはちょっと違うわ」

 二重扉が閉まった直後、反省室が明るくなった。照明が増やされたと思った直後、フェマは頭を掴まれて机にたたきつけられた。

 跳ね返るように頭を上げたフェマが笑う。


「頭はダメですよ、ヘルミネ殿……やるなら手とか背中から……」

 そこから先は喉を通らなかった。半地下の隠し扉からフェマの背後に立っていたヘルミネ・アストラーダの拳が、助言通りにフェマの手の甲を打ち据えたからだ。


「今のが、ジェニアとカミラの分だ。さて、私の分はあと何回あると思う」

「それなら急いでいただかないと、隊長が戻ってくるまで時間がたりない」

 ヘルミネはこめかみに青筋を浮かび上がらせたが、歯ぎしりをするだけで、それ以上の発奮は抑えた。フェマの対面に座り、問い直した。


「お前がロブロスを捕まえたとして、それで脱走が棒引きになると思ったか」

「そんな都合のいいことは考えませんよ。ただ、事実だけは残る」

「罪が残っても功績が残るとは限らないぞ」

 睨みつけられて、フェマは歯を見せて笑った。


「階級や帳簿ではそうでしょう。ヘルミネ殿、わかるはずです。隊長を隊長に押し上げたのはあなたたちだ。帳簿だけではない事実も利用して自分たちに都合のいい――」

「貴様はただのクズだ!」

「ヘルミネさん!」

 半地下からシスティは叫んだ。ジェニアが上階に行ってしまい、呆然と不文律を見守っていたが、フェマの襟をつかんで立ち上がらせたヘルミネは明らかに過剰な行為だ。しかしフェマは机越しに引きずられ、つま先立ちになりながらも抗弁した。


「自分たちが普通みたいな言い方ですね。個人の幸福や義務感だけで騎士をやっている人たちが……街の皆さんに聞いてみてくださいよ。騎士はみんなおんなじだ。騎士は騎士だ。騎士の目標はひとつしかない。外敵を倒すことだけだ」

「おまえも戦争に出てみろ! それでも同じことが言えるか確かめてやる!」

 ヘルミネの腕が力任せにフェマの身をひねり、机に押し付けた。仰向けに寝かされる格好になって、フェマはこの世で一番おもしろいものを見つけたかのように笑い出した。


「あなたたち先輩がたはいつも同じことを言う。実戦を知らない。戦争に出てみろ。それを終わらせたのは王族と、王族を支える騎士じゃないか。自分たちで平和にしておいて、都合のいい部隊をつくって、安全な任務だけを受け入れて、後輩をいびるしか能がない。それで戦争! 明日にでもライゼンが攻めてくるかもしれないのに!」

「貴様……!」

 力任せに引っ張られた拍子にフェマの上着がはだけていた。さらけ出された右肩にはヘルミネに撃たれた銃創に包帯が撒かれている。滲みだした血にヘルミネの焦点が集中していくのが傍から見ていてもわかった。


「ヘルミネさん! ダメです!」

「ヘルミネ!」

 振り上げた腕を止めたのはシスティが叫んだのと同じタイミングで戻ってきたジェニアであった。


「ヘルミネ、それまでよ」

「…………」

 しばらく拳をわななかせていたヘルミネだったが、それ以上は何も言わずに手を放して監視室に戻ってきた。


「システィ、来い」

「え、あの……」

 戸惑うシスティにジェニアが微笑む。


「いいのよ。あなたも疲れたでしょう。上に行って休みなさい」

「は、はい」

 そう言われてシスティはヘルミネに続いて地上に上がっていった。リビング・ダイニングには誰もいなかった。普段なら玄関が開かれて休憩中の騎士と従卒がいて、うるさくはない程度に賑やかなはずだが、反省室にいるフェマへの尋問の為、従卒の立ち入りを禁止していた。扉も固く閉ざされて照明があっても薄暗い空間であった。

 ヘルミネは険しい表情のまま足を組んで椅子に座り、黙りこんでしまった。その重苦しさに耐えかねてシスティはとっさに訊ねた。


「テロミア先輩……どうなるんでしょう」

「……死刑でも足りない」

 呪詛のような言葉にぎくりとした。


「というのは、私の心情だがね」

 背もたれに体重を預けてヘルミネは短く波打つブラウンの髪を振った。


「すくなくともあいつはカミラを不当に拘束した。遠回しには、お前たちを孤立させる原因をつくった。私としては、あの場で射殺してもよかったんだ」

 そうしなかったことを心の底から後悔しているようだった。


「お前も知っているとおり、あいつはいいとこの出だ。下手に扱えない。どうせまた一年程度の謹慎で済ませられるだろうさ」

「また、ですか?」

「そうさ」知らなかったのかという表情をして、ヘルミネは付け加えた。「あいつは騎士学校を卒業して、小隊に配属されてすぐに同じような問題を起こして、謹慎していたんだ。それが解けて、ウチの小隊に入ってきたんだ」

「そう、だったんですか」

「コーヤンとの間なら、問題が起きても穏便に済ませられるとか、そんな理由さ。あぁ、それと……」

 ヘルミネがはっとして口ごもった。少しの間だけ迷ってから、


「ま、いいか」

 と、ふてぶてしく息を吐いた。


「お前がウチに入ったのも、あいつのせいだよ」

「えっ」

 これもまたシスティを驚かせた。自分とフェマの間にどういう関係があるのだろう。あまり好かれてはいないことだけは確かだが……


「だからだよ。お前があいつと仲良くないから一緒の小隊にされたんだ。学校でお友達同士が一緒の教室にならないのと同じさ。あいつに影響されなかったやつがお前なんだ」

「影響……?」

「あいつはそういうところがあるんだ。家のこともあるが、本人の能力もある。良くも悪くも影響を与える。あの堅物のブリックだって、あっさり転んじまった」

 それはシスティもうなずくところである。都市勲章を受け取った日、ブリックは仲間が重傷を負っていた事態だったというのに、感情を抑え込んでジェニアに報告した。私情を優先させるような人には見えなかった。


「私も半信半疑だったが、今回の件で身に染みた。あいつは危険だ。どこかおかしい。それも悪い方に。だから発見し次第、撃った。いつから、どういう経緯でああなったかは知らないけど」

 自分の配属にそのような事情があるとは知らなかった。騎士学校の六年間でフェマはたしかに目立つ存在であったが、それほどの影響力があるとは知らなかった。交流という点では、三年目から始まる乗馬の課目で高評価を得た頃に何回かお茶会に誘われた程度だ。同級生にうらやましがられたが、あの時は誘われるがままに出席しただけで、そのうちに誘われなくなった。そして小隊に配属されて再会したフェマは変に当たりが強くて、ついシスティもへそを曲げたような返しをしていたのだが……


(たしかに、相性はよくないのかも……)

 じっとシスティは考えていたが、それも長くは続かなかった。


「外がうるさいな」

 閉ざされた営舎内でヘルミネが呟いたのがきっかけだった。システィも耳をすませてみると、普段は従卒たちの働く声だけが穏やかに届く営舎の外が、まるで大通りを歩いているような喧騒を発している。


「いったいなにが……って、なんだあれ!」

 そっと外に視線を巡らせたヘルミネが驚いてのけぞった。

 つられてシスティが覗くと、同じように目を剥いた。

 営舎と都市の敷地の境目――ささやかなレンガ塀と格子でつくった囲いの外側に大量の市民が押し寄せていたのだ。


「いったい、何事だ!」

「あ、あそこ! カミラさん!」

 システィが指さした先には市民という波にもまれて困惑している騎士――カミラ・ロシェルの姿があった。それと同時に寄り集まる市民の顔のひとつひとつが歓喜に近いものであることが窺えた。


「おまえたち! なにをしている!」

 すくなくとも今日一日は営舎を開けないという小隊長の命令があったが、これほどの騒ぎが起きていてはそうも言っていられない。外に出たヘルミネは鋭い一喝を市民に浴びせたが、それは新たな歓呼の対象となるだけだった。


「騎士アストラーダ!」

「騎士ラハーマ!」

「ご活躍おめでとうございます!」

「なに……? ええい、とにかく道を開けろ! 騎士ロシェルを通せ!」

 市民の声は熱を増すばかりで要領を得ない。それでも繰り返し叱声を飛ばすことで、ようやくカミラが敷地内に入れた。たおやかなの栗色の長いウェーブがすっかり荒れてしまっている。愛馬のユスティスも疲れ果ててぐったりしていた。


「いったい何事ですか、副隊長」

 手を貸して迎え入れたヘルミネの目が相手の握っている一枚の紙に向けられた。


「それはなんです」

「そうなの、これが、街の人がたくさん持ってて……」

 ヘルミネの手がひったくるようにその紙を取り上げた。一見して粗末な紙に木版印刷と分かるありふれたストリートペーパーの号外だ。

 しかし、それに目を通した瞬間にヘルミネは全身をいからせた。後ろにいたシスティにもはっきりと激しい感情の変化が伝わり、覗き見ようとした上半身をあわてて引っ込めた。


「システィ様」

 そっと隣りから声をかけたのはトラナであった。濃い肌色の従卒は、どさくさの中で手に入れたらしい号外を手渡してくれた。


「あ、ありがとうございます」

 いつも冷静なトラナに感謝しつつ、システィはそこに書かれている内容を読み上げた。


「二人の白馬公女! バフェットウルフを討伐した白馬騎士たちの鮮やかな活躍!」声に出して、ようやく事の重大さに気づいた。「ど、どういうことですか、これ!」

「わ、わからないわ。私がここに来た時にはもうみんなこの状態で……」

 再びシスティは紙面に目を落とした。そこにはジェニア・フォルセナの白馬騎士の小隊がバフェットウルフを討伐したことが簡潔にだがセンセーショナルに表現されていた。なにより驚くべきことが、


「バフェットウルフ、ロブロスはシスティーユ・ラハーマとフェンマラノーラ・テロミアによって追い詰められ、騎士テロミアの手によって首を刎ねられた」

 という中文の躍り出しであった。それを読めば、このタブロイドが何者の手によって世に送り出されたのかは明白であった。


「フェマめ……!」

 ぐしゃりと号外を握りつぶしたヘルミネの声にはどす黒い呪いが込められていた。

 その間にも市民たちは格子越しに歓喜の言葉を述べていた。口笛を吹かして、手を叩き、歌まで歌い始めた。つい先日、ドラゴン退治の英雄を祝ったばかりで、さらに新たな英雄が誕生したとあれば、その興奮はとても抑えきれるものではない。


「わかりました! みなさん! ひとまず落ち着いてください!」

 ヘルミネがよく通る声で手を挙げて、市民の注目を集めたうえで、これをなだめた。その胸の内に煮えたぎる怒りを完全に封じ込めて度重なる興奮に酔いしれる市民に声をかけた。


「私たちはたしかにバフェットウルフを退治しました! ですが事件が解決したわけではありません! 正式な発表があるまでは静粛にお願いします!」

 システィとカミラ、そして従卒たちも加わって市民を落ち着かせようとしたが、結局近衛兵がやってきて輪の外から解散させるまで騒動は続いた。ヘルミネなどは威嚇射撃まで考えたほどだった。

 騒ぎが静まった頃合いにヘルミネは営舎の中へ走っていった。反射的にシスティも後を追った。行き先はやはり地下の反省室であった。


「ヘルミネさん!」

 システィの声に、ヘルミネは怒声で返した。


「あのやろう、叩きのめしてやる!」

 靴音高く中二階の監視室に下りた時、システィは違和感を覚えた。足下の小窓から見える反省室に人の姿が見られなかったのだ。疑問に思ったシスティの前でヘルミネはずかずかと階段を下りて、反省室の二重扉を一つ開けた。慌ててシスティも後ろにつく。


「フェマ! 貴様!」

 二つ目の扉を怒号と共に開けた時、二人の騎士の目に飛び込んできたのは、壁にもたれて折り重なる二人の女の姿であった。


「はっ……? はぁ……っ!」

「……っ!」

 出すべき言葉を失った僚友を見て反応を示したのは、壁に背を預けていた小隊長のほうであった。のしかかるように覆いかぶさっているもう一人の白馬騎士を強引に押しのける。


「えっ? え、あの……」

 システィーユ・ラハーマは目の前の出来事に理解が追い付かなかった。


(えっ……口と口? ……してた?)

 小隊長ジェニア・フォルセナと、尋問中のフェンマラノーラ・テロミアが、反省室で――

 ジェニアは壁にすがるようにして身を滑らせ、可能な限りフェマから離れようとしていた。彼女は手の甲で乱暴に唇をぬぐっていた。その所作がシスティの仮説を証明しているに相違なかった。


「ジェ、ジェニア……おまえ……」

「フェンマラノーラ・テロミア!」

 呆然と何かを問おうとした僚友を遮ってジェニアは鋭い声を発する。その正面では鳶色の髪の少女が不敵に笑っていた。


「あなたにはもう何の弁護の機会も与えないわ! 邦国に送られるまでの間、ここから出すこともない! 自分のしていることをよく考えておきなさい!」

 そう言って、ジェニアは二人の乱入者を二重扉から押し出し、自分も出て、しっかりと錠を下ろした。ヘルミネがまた何か言おうとしたが、凄まじい剣幕を前におとなしく従った。問答を再開できたのは上階に戻ってきて、しばらくしてからだった。


「本当に、突然よ」思い出すのも忌々しいとばかりにジェニアが吐き捨てる。「ええ、私は尋問をしていたはずだわ。型通りの。でもあの子はのらりくらりってかわすように返事するから、私も少しいらついたわ。そういう時ね。うん、本当に、突然よ」

「私らが来なかったら、どうするつもりだったんだ」

「わからないわ……本当に、あの子の考えていることが……わからない」

 リビング・ダイニングの椅子に腰かけて、ジェニアは黙りこくってしまった。システィもヘルミネもかける言葉を失ってしまった。カミラはまだ外で解散途中の市民の相手をしている。

 ふたたびジェニアが口を開いたのは、システィの視線がきっかり六十回空中をさまよった後だった。


「とにかくティナ……エルシャード隊長に引き渡すまでフェマとの接触は必要最低限にとどめましょう」

「人を見たら……誘惑せずにはいられないっていうのかね、あいつは」

「監視は……ヘルミネとシスティとコリンナの三人にお願いするわ。私もカミラも一度……やられてしまっているから」

「わかった……システィ、いいか」

「は、はいっ」

「コリンナが戻ってくるまでは十二時間体制だ。いいな」

「えっ、それは……」

「返事は?」

「はいっ!」

「よし、それでいい。さっきまではお前が見ていたからな。先に私が入る。休んでいていい。なにかあったらベルを鳴らす。いいか、隊長?」

「えぇ、それでいいわ……」

 いまだ精神的な負傷から回復しきれていないジェニアがうなずくと、ヘルミネは営舎の奥へ戻っていった。それと入れ替わりにカミラが玄関を開けて入ってきた。


「隊長」カミラはぐったりしているジェニアを見て小首をかしげたが、すぐに敬礼して帰還を伝えた。「カミラ・ロシェル、ただいま帰還いたしました。外の騒ぎもひとまず収拾しました」

「さわぎ……?」

「あら? えっと……」

 ジェニアは外の騒ぎを知らず、カミラも中の騒ぎは知らなかった。なので二人に挟まれる形になったシスティがしどろもどろしながら――ぼやかしたいところはぼやかして――説明した。


「これが、その号外です」

 説明を締めくくるように渡した一枚の紙片を見ると、ジェニアの表情はめまぐるしく変化した。システィとカミラが慎重にその様子を眺めている間、血色を失ったかと思えば、呼吸を荒くしたり、また目を見張って手を震わせることもした。

 やがて、ぽつりと言った。


「戦争にフェマがいたら、本当に英雄になっていたのかもね……」

 それは仮定としてもあまりに不毛すぎる考えであった。

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