いざ、小屋暮らし!(失敗)
私はネットを見ていると自分で小屋を建てて自給自足で生活している人たちのことを知った。そのことに自分は大変興味が湧いた。
丁度仕事も嫌になってきていて、それも相まって私の小屋暮らしをすることへの興味を加速させていった。
「自分だけのワンダーランドを作るのだぁー!」
早速嫌な仕事で貯めた貯金を叩いて小屋を建てることにした。まず自分は土地探しから始めた。
小屋を建てるには、土地が必要だからだ。 あまりお金はないのでなるべく安い土地を買うことにした。
インターネットで色々な地域を調べた。そして気に入った地域をまずは見つけた。
「土地は買ったぞぉー!」
私は土地を買ったので、早速小屋を建てることにした。だがしかし、小屋を建てるのは全然簡単ではなかった。
「ひゃぁー! なんだこれ!? 小屋建てるのめちゃくちゃ大変なんですけど~!」
ある程度の技術を持っていないと小屋を建てられないのだ。私ははDIYなんてやったことがないので、まったくもって上手く建てられない。
すでに小屋暮らしを始めようと思ったことを後悔し始めていた。
「ぎゃぁー! 隙間からゴキブリ入ってきたぁー! ぎゃぁー! 天井から水が降ってきたぁー!」
それに小屋に隙間などがあると虫が入ってきたり、雨漏りしたりと色々大変だということがわかった。
こういうことはもう少し早く知っておくべきだった…。私は安いという部分だけに釣られて飛び込んでしまった。
そして、私の小屋暮らしはあえなく失敗に終わってしまった。というより始まってすらもなかった。
土地は何とか売ることができたが、小屋を建てるときの木材などは捨てることとなった。貯金もかなり減った。
よく調べてからやるんだったなぁとものすごく後悔している。 その後の私は何をしているかと言うと、地方の家賃の安いアパートでミニライフを送っている。
最初からこっちをやっておくんだったと思った。これだと家を建てる必要もないし、お金がかかんないのでなかなかいい。
それに私はインドアだから小屋を建てるなどのDIYとかは最初から向いていなかったのだ。
今の収入源は主にネットで稼いでいる。あとちょっとだけアルバイトもしている。まあ、ちまちまとしか稼げないが地方の1人暮らしならこの程度で十分だと思う。
今は毎日が日曜日みたいなものなので、何をするのも自由だ。夜更かしして昼過ぎに起きてもいいし、寝転がってゲームをやったって良いのだ。
お金はないけど時間はたっぷりあるので これはこれで結構幸せだ。このミニライフは十分満足だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます