《第拾伍話》忌避
「北西か……寒くないといいな」
「そうだね……
やっぱり次の戦争にしろ、レオは少し戦い方を帰るべきだと思うな、僕は。
例えレオが能力で硬質化したとしても……上手くは言えないけど、なんか悲しい。
もっと自分の体を大事にしてほしいって思うよ。
だから、やっぱり考え直してほしい」
「カール……そんな事を考えてたのか。
それは悪かったな。
本当にただのかすり傷だけで、痛い訳でもないし、何ともないんだ。
でも、カールがそう考えているんなら、もう少し丁寧に戦おうかな。
今度からは気をつけるよ」
「レオ、分かってくれたんなら良かった。
死んだら、元も子もないからね。
生きよう、生き続けよう」
「あぁ、そうだな。誓うよ」
《ピンポンパンポーン》
《124陸上作戦部隊中隊長キャンサー、169陸上作戦部隊中隊長ライブラ、ヒトマルヒトゴにB4に召集せよ。
繰り返す、キャンサー ライブラ 両中隊長は、ヒトマルヒトゴにB4に召集せよ》
レオの言葉と共に軍内放送が響き渡った。
「B4か……」
「嫌な予感がするね。
10時15分まで後10分くらいしかない、急いで行かないと」
そして、2人はDr.キールのいる実験室を後にした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます