初めてのバレンタイン

「おつかれぇい」

その声と共に、オンラインゲームを一緒にしていた数人の人たちが

ボイチャルームから抜けていった。

さて、寝ようかなと思いながらSNSを見てからベットへ行こうと思い

スマホを手に取り画面を見たところ彼からのLINEが入っていた。

なんだろうと思いアプリを開いてみると、彼から呼ばれていた。

_____________________________________________________________________

「どうしたの?」

                          「別に何でもないよ!」

「ホントに?君から連絡してくるなんて

めずらしいから、きっと何かあったんだろうなって」 

                          「するどいね…」

「んで、何の用?どうしたの?」

                          「('ω')」

______________________________________________________________________

無表情の顔文字だけが送られてきた。

彼らしいなと、微笑みながら「期待しといて♥」と返信して

ベットへ入った。明日は早起きしなければ。そう思いながら。



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