１人称かつ水蓮くんの視点固定だとどうしても諸々制約が付いちゃいますからね～。

奇襲よりの軍略で今回の竜は軍勢を運用しているのです。

どうほじくっても桜ちゃんに権威欲も政治的理想、みたいのも見いだせなかったので。お題目はあるにはありますがどうも本音っぽくない。

成長パートに当てるはずだった裏演謳歌をがっつりやってたら何かしらの方向性が出たかもしれないんですが、それをやり切る気力体力もなかったので、彼女の権力者としてのゴールが見えず……そしてこう。

ある意味徹頭徹尾ヒロインで居続けてる、って感じですね。

物語後半かなりキーパーソンします。権力者します。そして多分ヒロインもします。

ただ、水蓮くんのお話ではなくなるので、並列でサイドストーリーで多分やります。

桜吹雪の終了時点で、確かにコウヤくんは一定の成長はしたんですが、完全に彼の結論に至ったかと言えばそうでもない……みたいな部分が書いた人の中にありまして。

その延長線上にあるスルガコウヤの現在が、こう。
戦場から降りられなくなってる英雄。

と、軍事モノだからなってますが、根底は『仕事と私どっちを取るの？』なメロドラマかもですね～。

この７年の間にわちゃわちゃした日常があったりしたんでしょうね～。

７年、とそのくらいのロングスパンがあって漸く寿命の違い、という部分が活きてきたかな～って気がします。

鋼也君から見ると、姐さんはさほど変わってないように見える。
逆に扇奈さんから見ると、見た目的にもそろそろ追い越されそうになってる。

テーマは精神的成長、です。各々どの程度大人として振舞っているか～ですね。

今回は復讐、を軸に置きつつテーマは成長、です。成長に離別は付き物。

この周辺は下手したら本作で一番重いシーンかもですね。
居なくなった人間に対して、スイレンくんが何を思って成長していくのか……ですね。

いえいえ、別に消して欲しいって程気にはしてなかったですよ？

ただ、このまま行くと蔵沢の限界がすぐ来そうだなってちょっと思っただけです。だから、ちょっと加減して～位でした。