第16話 みずたまり

雨あがり

ところどころに残るみずたまり


水面は鏡のように

その面に世界を映し込む


逆さまに

そっくりと

そっくりだが

逆さまに



うつしこまれる景色

みずたまりに

閉じ込められた風景


水面に世界は映る

逆さまに


それを見て佇む私も逆さまに


覗き込む私を

逆さまな私が覗いていた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る