第十一話
「ご相談がありまして」
「はい、はい。なんです」
「保安部、軍部、公安部から
「ぅーん。
「ですよね」
「まぁ、保安、軍、公安の云いたいことは理解できる、よ。確かに、3,600秒で抜かれたのは。こっちとしても驚いている、けど。情報部から上がってきている話から基礎部分解読には、数百年以上の時間が掛かっているから。出し抜かれたというよりも――今回、呼び出した相手が悪かったって感じかな」
「なるほど」
「で。どう回答するの? 総務部は」
「宇宙一つ潰したうえ、隣の宇宙に穴を開けた人物から“問題なし”。と、言質を取ったと伝えることにしましょう」
「説得力。あり、あり、でしょ!」
「ふふふっ。あり、あり、で、助かります」
【広報部】
「本件に関する詳細情報は、下記リンクよりご確認いただけますので、ご参照のほどよろしくお願い申し上げます」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます