第11話 火薬と便所 (Side 藤島静香)
毎晩、エリザベスさんは夜中に姿を消す。
裏庭からの悪臭で、寝付けない私。
今夜もエリザベスさんが窓から外に出て行く気配を感じている。
彼女はいったいどこで何をしているのだろう?
いつも優しく微笑む人形のような姿。
優雅にお茶を飲む姿。
でも、おそらくはそれだけの女性ではないようだ。
きっと、何かが起こる。
そう覚悟しておかなければならない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます