第38話 物流の犠牲バントでつぶされる労働者が、いかに、多いか!知ろう!日本の物流は、工夫をしても、なかなか、上手くはいかない。

 再配達には、ばらつきがあった。

 シングル(単身者)や共働き夫婦は、土日や祝祭日などに、再配達を指定しがち。

 怒りたい。

 が、怒ってばかりいても、何も、変わらない。

 「この日ばかりが、配達指定される!不公平に、忙しい!」

 日本の人口が減ったので、配達物が少なくなるだろうと安心していたら、ダメ。

 「シングル(単身者)や共働き夫婦が、増えた」

 「そもそも、外出の買い物を避ける人が、増えた」

 日本は、ピンチなんだよ。

 「配達しろ」

 「再配達も、しろ」

 配達ドライバーたちの休む時間が、どんどん、なくなっていく。

 「平日配達、事業所への荷物の引き取り、大歓迎」

 「引き取りなら、少し、安くします」

 「ポイントも、つけます」

 「メールで、お知らせ機能」

 「宅配ボックスの設置」

 「コンビニ受け取り」

 工夫をしても、簡単にはいかない。

 数日後、ウミソラ事業所に、新しい配達ドライバーが、入社してきた。皆、あの学習塾での講師仲間たち。

 ササキ。

 ナガオ。

 コンドウ。

 「デリバリーを、満足させたい!」

 ちょっと、エッチな言い方ですか?

 物流の犠牲バントでつぶされてしまう労働者が、いかに、多いか。

 「僕たち、私たちは、出かけたくない」

 「知らない人とは、なるべく、しゃべりたくないよ」

 「テキトーに、配達してよ」

 そういう人は、物流の厳しさを、知れ!

 ククルスドアンⅡの世界に、続く♡


 






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【ちょっとHな限定小説】 ククルスドアンの店Ⅰ @maetaka @maetaka1998

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