第12話 育児の、こんな悩み!「ベビーカーの持ち込み問題」って、知っていますか?誰の責任とも言いにくいから、また、怖いんだよねえ。

 育児の、ベビーカー問題って、ドS。

 エッチな、嫌がらせ。

 「双子を抱えながら、荷物を持てって、いうのか?」

 ベビーカーを、折りたたんだ。

 が、またも、アナウンス。

 「早く、お願いいたします。後ろのお客様が、つかえております」

 まるで、戦力外通告。

 何とかして、ベビーカーを、車内に運び入れても…。

 「お客様。そのベビーカー…もう少し、たためませんか?」

 「うわ、また、拒否られたか!」

 「じゃあもう、あなたは、降りて!」

 乗務員に、瞬殺。

 バスの通路の幅は、通常で、1メートル程度。その意味では、たしかに、スナガの持っていた大型ベビーカーは、邪魔か。

 「育児をしやすく、しましょう!」

 それ、無理。

「育児をしやすいように買った横型ベビーカーで、かえって、育児がきつくなった。わけが、わからん」

 ベビーカーへの考え方や見方は、バス会社によって、差があるらしかった。

 「双子用ベビーカーは、使わないでくれ」

 「バスの発車が、遅れてしまう」

 「遅れたら、乗客が怒り出す」

 「運転手が、バス会社から注意される」

 「僕たち、若い世代の運転手は、注意されれば辞めてしまうかも知れない世代なんだぞ!僕たちは、強いんだ!そんな強い僕たちに乗車拒否をさせられても、仕方がないじゃないか!」

 最後の理由は、時代、だなあ…。

 育児をするほうは、ストレス。

 「外に出るのが、怖い」

 「家にいるしかない」

 「社会と関わるのが、嫌」

 育児は、たくさんの病気を、作りやすかった。

 そこで、子どもを一時的に預けるファミリーサポート事業を頼る方法があった。 

 けどさ。

 毎月何度か開かれる説明会の会場にいくまでに、数十分、ベビーカーを押して歩いていける?

 だから、公共のバスに乗りたい。というのに、また、バスで邪魔扱いされてしまう予感…。

 どうする?





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