第4話 エッチな道徳。「星野君の二塁打」って、何?ある意味、非正規労働者が正規の労働者の犠牲にされることと、似ているんじゃないの?

 星野君は、バットを、振るってしまう。

 送りバントのサインが出ていたのを知っていて、無視。

 結果は、二塁打。

 チームは、勝利!

 すると…。

 サインを無視し打ってしまった星野君は、監督に、言われてしまう。

 「犠牲の精神がわからないような人間に、社会を良くすることなんて、できないだろうね」

 星野君は、次の大会で、レギュラーメンバーから外される。

 自己が犠牲になって、他人や組織を生かす意味って、何なんだ?これ、非正規労働者が正規の労働者の犠牲にされていくことと、似ているのかもしれない。

 犠牲って、何だ?

 「弱い立場の人を犠牲にすることしかできない人間に、社会を良くすることが、できるんだろうか?」

 犠牲って、何だ?

 「あなたは、誰のために生きるのか?」

 その考え方は、こんな映画でも描かれた。

 「鬼滅の刃~夢幻列車編~」

 その話は、置いておいて。

 星野君の二塁打は、1950年頃から、小学校の国語の教科書に採用されてきた。

 野球、か…。

 「タツミ先輩に、ヤマシタ、スナガ、タカクラ、タナカ、クマダ、オオウチヤマ、ヨシユキ、ワカツキ、シンカイ、オカムラ、イケダ…。皆、元気か?」

 道徳って、何?

 「ルールを守る意味」

 「考えをまとめる意味」

 「集団行動の、意味」

 星野君は、サインを守って、送りバントをしなければならなかったのか?

 しかし、守るだけじゃあ、何も考えない人になるんじゃないのか?

 「国で決めたことだから、仕方がない」

 アホな学校の先生とか、困った人たちが、言いそう。

 「終わった…」

 エッチな店をめぐる話が、はじまった。

 「正社員と非正規雇用の社員は、一生ついて回る身分差」

 その言葉は、本当だったのか…?

「ククルスドアンは、どこにある?」

 さあ、はじまったぞ!

舞台は、関西地方の山側。

 この地で、ツバキは、新しく働きはじめることとなった。


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