八想 危険すぎる三文字
「若さに加え官能感のある御姿」
ああもうずっと言ってる。
スルーしてたら止まらなくなったし。
さっきよりエスカレートして、コリレ以外が言っていたら、
普通に殺してるレベルのセクハラ発言を出し始めてる。
そろそろ止めよう。
止め方わかんないけど。
もし止めたら私をロックオンすることはわかってるけど!
まだコリレが一歩も動いてない分ましなんだろう。
被害者は絶対私一人だけで、それ以上は絶対増えないのは間違いないけど。
数時間何もできなくなるのはいやかなーって。
あ、28時だ。
そろそろご飯の準備ぃと思ったけど。
止めておこう。
私が食べられる未来しか見えない。
ちょ、どうしよ。
「適度に組み伏せがいのある明け透けな姿…」
タイムリミット来たかなこれ。
やばいね。
また動けなくなっちゃうよ。
私が壊れるまで犯す気だろうなぁ。
壊れてる間は自分が自分じゃなくなるっていうか、
上手く感情とか表情が出せなくなる、ひどいね。
神様が言うにずっと何かにおびえているように見えたらしい。
何かって言うのは、身体とか呼吸とか全部の自由が奪われ、
その全部を奪ったコリレにおびえていたんだと思う。
別に普段のコリレは私をそんな状態にしてはいないんだけど。
10年に一回くらい我慢できなくなって、
壊される。
基本的に一番壊されるのは精神なんだけど日によっては肉体的に壊される。
治るのに時間がかかってめんどくさいからやめてほしい。
「外に出て体を動かしておられるのにほぼ日に焼けていない白い肌」
私の肌を外に出さない装備だからだねーそれ。
後コリレの方が絶対肌白いじゃん、今は言わないけど。
「その白さにもかかわらず肉体は戦う者の身体をされて…」
コリレには逆らえないし逆らわない。
だけど性事情に関してはちょっと抑えてほしいなーって。
種族としての性格がコリレの場合性癖に直結してるからか、
私を壊そうとしてる時が一番いい
その顔に見惚れるせいで私は全部受け入れてしまう。
結果壊れる。
何よりコリレに何をされても嫌だと思えないから、
コリレが抑えてくれないと。
抑える気がないのはわかってるんだけどね。
「なぶりたくなります」
母音がEじゃなくてよかった。
じゃないわ、余計に危なくなってる。
大丈夫?私明日も生きれる?
コリレがいる限り平気なんだったわ。
ノーは言わないようにしないと。
壊れたまんまになっちゃう。
この感じだとご飯はまだ食べれなさそうだし。
明日も休みにしよう。
きっと壊されるだろうし。
ちょっと今日溺れすぎてる気もするけど。
いつもは一回で長く食べあってるから今日は一回一回がライトなのかな、
なんでだろ。
私がコリレに意識を向け切れてないのかも、
妄想も酷くなってるし。
これがずっと続いたら神様にも聞いた方がいいな。
嫁さんだけを見れないのは嫁さんに失礼だから、
大事にしてくれてるんだから応えないと。
この人生全部使って愛さないと。
「ロヴィリス、少しベッドに行きましょう」
あ、表情が変わった。
漫画だったらハート目になってるくらいの蕩けた表情。
これ攻め側の
それに私の名前を呼ぶってことは私が何を言っても時間稼ぎはできなさそう。
ご飯を食べさしてくれないね。
私が一方的に食べられるだけ。
「イキますよ、ロヴィリス」
微妙にニュアンス違ったね今。
さんを付けてたらいろんな意味で悲惨なことになってた、
せーふ。
「わかったよ、けど10秒待って」
「いいですよ」
「ありがと」
コリレがその気になってるんだから。
「いーち」
あ、数えるんだね。
焦らさないでよ。
「にーい」
相手がその気なんだから。
私も受け入れるように、
「さーん」
心の準備をしないと。
してないと地獄をみる。
「しーい」
心の準備って言ってもコリレの顔を見続けるだけ、
「ごーお」
なんだけど。
じーー。
「ろーく」
いつもの落ち着いた表情じゃなくて。
私を、
「なーな」
溶かそうとしているような。
甘えるようなかお。
「はーち」
これから私はこの子に壊されて。
「きゅーう」
侵されて嬲られて握られて愛されて。
まぜられて…。
「じゅう、いいですか、良さそうですね」
なんだか視かいがぼんやりするけど。
あたまはちょっとれいせい。
ただからだがあつくなってるだけ。
おなかも空いてるような。
「うん、イこ」
ずっっっとがまんしてた。
わたしだって、好きなのにずっと。
足りないのに、たりてるふりはしたくない。
「では、ベッドに行きましょう」
こえが好き。
みみに入るこのおとが好き。
こりれのからだ、ひんやりしてて気もちいい。
「ふふ、ロヴィリス擦り付けすぎですよ、動きづらくなってしまいます」
あ、ならやめる…。
「続きはベッドの上でしましょうね」
え…?あ。
「うん!」
わたし、ぜんぶ、好き!
「あ、手、つないで、いい?」
「可愛いですね、いいですよ」
「やった!」
えへへ。
「こりれ好き!」
「私も、大好きですよ」
甘い匂いがする。
喉が焼けそうなほどの匂いが。
あと右腕が柔らかい感触に包まれてる。
コリレだろうけどなんでこんなに絡みついてるの。
何も着てないし、私もだけど。
えー左手は…、
引っかかってるみたいに動かないな。
手首の感触からすると革製の腕輪みたいなものかな。
片手はコリレがいるから動けないし。
もう片手は拘束されてるし。
部屋のライトは付けれない。
けど動けないのに身体はべとべとしてない。
今動けないからお風呂には行ってないだろうし、
動けなくしてから私に何もしないって事は無いし。
てことは私が寝てる間に身体を拭いてくれたのかな。
そんな気がする、となりのコリレは汗で濡れてるけど。
匂いもすごいな。
手がほとんど動かせなくてよかったかも。
全身が痛いし腰が特に痛い。
今は暗いから分からないけど明るかったら全身すごいことになってそう。
一日で消えるかな。
…明日また増えるかも、
明日は明後日に響かないよう、優しめでお願いするか私が攻めた方がいいね。
てか壊れてないな珍しい。
どのくらいの時間が経ったか分からないけどいつもより優し…。
そんなことないな私の記憶が間違っていなければ。
連続で来てたはずだし。
割と荒々しかった。
いつもより緩かった印象はないんだけどなぁ。
むしろいつもより責めがすごかったもん。
覚えてない間は優しめだったのかな。
役に立たない頭だなホント。
記憶力がひっどい。
それに覚えてる間にされてなかった場所もひりひりする。
今身体がどうなってるか気になるし起こそうか。
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