pale...

ちとせ そら

pale...






僕の中に いるのね君は

君の中に 僕はいるはず


ちょっと伸ばした髪に隠れる君の顔

ベールをあげると僕の心に刺さる釘


どうしてなの どうしてなの

どうしてあなたはここにいないの


それならそこに 僕は行くよ

見えない光が 僕を奪う


こんな世界 もういいと思った

投げた愚痴 まとわりつく目


その目をすべて釘で塞ぎたい

開いた口は息を許さない


どうしてなの どうしてなの

どうしてあなたは僕を選ばない


それなら僕が そうしてあげる

君は僕の事しか 見れないように


あなたはなんかいもいった

好きだよって一言を


僕の何がいけなかったの

あなたはそうして離れていくのね


ただの勘違いだった そうならこんなになっていないよ

僕は間違っていない なら君はなぜ笑った横顔を僕に見せるの


やっとわかったよ やっとわかったよ

やっとわかって笑っちゃったよ

 

そうなんでしょ そうなんでしょ

君は僕で遊んでいたんだ

 

ベールをあげると僕の心に刺さる釘

僕はとっくに淡い赤で満たされていた







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

pale... ちとせ そら @TitoseSora

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ