第55話

酒蔵の材料を運んだ俺たちは依頼主に話し、皆んなで協力して建設予定地に


ダーさんもテンさんも使えない今まともなのは俺だけだ頑張らねば!!

時間がかかるかも知れんがやるぞー!


「タロウさん、頑張って建てようとしてる所申し訳ないのですが、酒蔵の建設は大工を使いますので今のところは大丈夫ですよ!」


「寧ろこの酒のレシピを完全に再現したいのでこちらの方で協力させてもらいたですな」


(よかった、本気で作るとなると俺1人じゃ無理だった気がしたんだよ、ありがと!依頼主さん)


テンさんのレシピは俺も何回か見て試した事はあるんだが中々あの味を再現出来ないんだよな、何かが足りないんだよなトメさんはどのようにしてあの味を再現したのか


俺は何気なく、酒瓶を五芒星のように置いて考え込んでいた


その時!!


五つの酒瓶が光だしその中央から人が出てきた!


「ここは?」


謎の女性が口を開く


「ここは酒蔵を建設し酒を作る所だ!」


女性は驚いた表情をして更に訪ねてくる


「酒とはコメッコという物で作る酒か!?」


「ああ、コメッコでいい酒を作ろうとしてるのだが、なかなか上手くいかなくてな悩んでる所なんだよ」


「とこで、あんたは何者なんだ?どうしていきなり現れてきたんだ?」


女性は少し考えこんでゆっくり話す


「私は酒作りの武者修行に出て、とあるダンジョンで転移トラップにかかって飛ばされた所がここだったんだよ」


「酒作りの修行とは言ったものの、世界では酒は無くなって再興を目指してたが他にも酒作りを考えてる人もいるもんだな?」


「酒が無くなった?この世界は酒は普通にあるんじゃないか?普段俺も含め街の人達も飲んでるし!」


「そんな訳あるわけない!数十年前に酒は世界から消えた!それで酒を再興する為に私は修行にでたのに!」


さっきからこの子が言ってる事がわからない

考えられるとしたら


「君がいた所はアイデンって世界だったかな?ちがうなら、君はこの世界に転移した事になるが??」


「私がいたのは冥王星よ!」


!!!冥王星?


「冥王星って太陽系にある冥王星?」

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