第53話

たまにはクエストを受けよう!

ダーサンが急に言い出して来たのでギルドに向かうが、途中で何やらイベントがあるようだ。


どれどれ

『大声コンテスト』

なんだこれ?と思い説明を聞いてみると、各ポイントに係員がいてどこまで声が聞こえるかのコンテストらしいまた、トーナメント制にして声出せる持久力をも競うコンテストだった。


「ほう!面白い、俺が出てみるか!いざとなったら魔法で声を拡声するさ!」


最初からズルして勝とうとするダーサン!

第一試合がダーサンと音撃戦士アルティシア


「我一族に伝わる音撃衝!!」


音撃戦士アルティシアが気合を込める!!


「音撃戦士の雄叫び!ウララーラーラー!!!」


重低音が響き渡る!!

近くのお店の窓ガラスが割れる!割れる!割れる!


第一計測地点にいた係員が音で吹き飛ばされる!!

第二地点も!!

凄まじすぎる音撃!!

勝つのはアルティシアか!!


第三地点の係員が旗を上げるが第四地点は上げない!

音撃戦士アルティシアのポイントは3となった!


次はダーサンの番

小声で

「身体強化、拡声強化、肺活量強化」


(ダーサン最初からイカサマをしてるぜ・・・)


「では!参る!」


「俺は異世界に行って、居酒屋開くんだー!!」


これもまたすごい!

音が響く!!


だが、第三地点までしか届かない!

結果はドローとなり、再戦となった!


音撃戦士アルティシアが

「こうなれば、奥の手だ!音撃フォームチェンジをするしかない!」


「うおおお!!フォーーームーーーチェーーーンーーージーーー!!!」


身体にスタイリッシュな鎧が現れてくる!


「真!音撃戦士の雄叫び!!!ウララーラーラー!!!」


先程より凄い!

それよりあの鎧は意味はあるのか??

音は軽く第九地点まで到達!!


ダーサンどうでる!!

秘策はあるのか?


「これだけは使いたくなかった、だがこの勝負負ける負けにはいかない!!」


「身体変化」


ダーサンの中肉中背の身体が、プロレスラー並みの身体つきに変化していく!!!

アンタほんと人間辞めてるぜ??


「これで負けたら本望よ!いくぜ!」


「ギャーーーーーーーーーー」


♦︎ダーサン視点


ヤバい!喉が潰れた!もう声がでない!

寧ろ声帯までやられた感じもする!!

俺無詠唱は覚えてないんだよな・・・

これからどうするか


♦︎タロウ視点


ダーサンすごいぜ!

結果はいかに!!


惜しい!第八地点か、でも頑張った!


声かけにいこう!


「ダーサン頑張ったな!!」


「・・・・・」


「そんなに悔しかったのか!!」


「・・・・・」


ダーサンが地面に


2514210444045112


謎の数字を書いた

なんの暗号だ??


悩んでいると最初の方に*2*2と書いていた


「まじか!!これやばいな!!」

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