第51話

とくに今の所やるような用事もない事で他の街に旅だったのだが、コメッコが食いたい!と意見が合致してコメッコの有名な街に行く事になった。


その町は今いる所から10日ほどかかるみたいだが、元々日本人なものでコメッコの誘惑には負けるので10日の苦行をこなそうとなった。


それにしても、アンブローズやパットンの話を聞くとこの世界、転生や転移者多くないか?

俺の知ってる人で俺含め3人はいるしな、不思議なもんだ、まーアンブローズが色々送り込んでるんだろうな?

そう考えると敵さんは相当強いと思われるな・・


5日たって中間地点に着いた頃、謎の人物が俺たちの所へきた

見かけかは盗賊、取り巻きの人もどう見ても盗賊


「なあ旅人さんよ、俺たちは腹が減ってるんだ持ち物置いてとっとと立ち去りな」


やはり盗賊だ、普段ならテンさんとダーサンが撃退するのだが、ちょうど飯時だったので


「ちょうど余分目にご飯作ったので一緒にどうです?酒もありますよ!」


俺は一緒に飯を誘った!

どーでるか??


「俺たちは奪う予定だったがそれで腹を肥やそうとしてただけだし、飯を無償で食わせてくれるのならそれでもいいか・・・野郎ども!この方から飯を奢ってもらうぞっっつつつ!!」


「「「「へい!お頭!」」」


えっ?いいの?


「ダーサン、テンさんなんか変な話になっちゃったからとりあえず食材集めてきてくれるかな?」


「まあ、無血で解決できるのならいいか」


と言い残して、適当にそこら辺の魔物を狩にいった。

残された俺にできる事って言ったら酒で相手するしかないよな・・


「ショチユ、ヒドラ酒、カシオレと一通り揃ってるが何が飲みたい?」


「ショチユはわかるが、他は何だ?聞いた事も見た事もねーよ!」


「ああ、最近出来た酒だからな知らないはずだ」


「カシオレってのもらってもいいか?」


俺はストックしてるカシス酒とオレンジジュースでカシオレを作り渡す

盗賊頭が飲むと!!


「すまねー!!旦那!こんな美味い酒を作れるお方だと知らず無礼をしました!!おい!お前らも謝れ!!」


なんか酒で和解できた?

そのやりとりからしばらくして、大型の鳥の魔物を担いでくる2人が帰ってきた


何を作ろうかと考えたが、もうすでに出来上がってるから焼き鳥でいいだろうってなり


「エアカッター」


大型の鳥は適度な大きさに刻まれた

その鳥をそこら辺の木をちょうど良い大きさにカットして肉をさしていく


後は焼くだけなんだが、そのまま焼いてもなーって思い、ダーサンに炭を作れるか聞いてみると簡単だった


そこまで聞くとダーサンは串を固定しながら焼く感じがいいなといい、一度刺した肉を1番上の部分だけ取りとったのはまた別の串に刺してる


「タロウこれでやいてみてくれ」


ダーサンが1番上だけ取って串を出させた理由がわかった!串の出てる部分がダーサンの作ったU字溝のかかりの部分にのり、回転させやすい!

さすダーサン!!


そして焼き鳥を肴に宴会は続いて、盗賊頭が


「世話になりました!何かあったらこの笛を吹いてください!俺らがかけつけますので!」


と言い残して帰っていった

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