第46話

潮の匂いがする、海に着いた!

オッさん3人(1人爺さん)は年甲斐なくはしゃいだ!


釣竿は道中作り上げたし、後は船を探すだけ!

俺たちは船貸しを探して値段を聞いたところ銀貨2枚で3人乗せてくれるとの事だった。


少し割高なのだが、他に探して時間が潰れるのも嫌だからここで船を借りることに。


船は船長含め4人で乗るには大きめだった。

異世界なのに何故かソナーのような物があってこれは何か聞いてみた所、まんまソナーだった

原理は探知の魔法が付与された魔石を使い魚影を探すようだ。

そして小さいが俺考案した冷蔵庫が小さいが完備してあった。

この設備だったら銀貨2枚は安い方なんだなとも実感。


出港して、最初のポイントに着いた見たく船長からここで釣りを始める。

数分後、テンさんの竿に当たりがきた!

竿のしなり具合では大きいのか小さいのかはわからないが、テンさんは楽しそうに魚との格闘を楽しんでる。

数分格闘した後に魚が上がった!

地球で言うところのブリに似たような魚だった。

俺たちは1番最初に上げた魚を捌いて刺身で食べる事にした。

俺はブリに似た魚を口にいれる

脂が乗って美味い!

俺はショチュを取り出し飲む!

カーーーーッ!!!

美味い!!

やはり釣りたての魚は美味い!


船長曰くもっと釣り糸が長ければ大物も夢じゃないらしいが大抵は潮に流されて深いポイントまで辿り着けないみたいらしい、また釣り糸を長くすることで普段の釣りでは邪魔なるからあまりおすすめもできないとの事。


俺は考えた地球の知識とダーサンの魔法でなんとかならんかと!

地球にあるリールまんまの再現は厳しいだろうけど近い物ならなんとかなりそう!


ある程度考えをまとめてダーサンに要点を話リールの作成にかかる


糸を収める所を作成するのだが、後から注文も付けるのもアレだから糸巻きする機構も事前に話しておく


『クリエイトウッド』


空間から木材で俺の狙った様な形のもが作られていく

糸は余分な物が無いから悩んでた所、そこもダーサンがなんとかなると言い沢山の糸を作成


リールに糸を巻きつけて、竿の方にも細工をしてもらう、ガイドを付けるのだ竿の素材を活かしダーサンが魔法で生成していく


後は重りを作れば、簡易的地球産ぽい釣竿の出来上がり!!


船長は不思議なものを見る目でみているが、使ってる姿を見せれば凄さが分かるはずだ。


俺はその竿を受け取り、釣り糸を垂らす

糸もスムーズに送り出されるのがわかる

糸が送り出されなくなった、底に着いたようだ

よし、狙い通りだな!


俺は底から少し糸を巻き良さげな所にセットする事数十分後、当たりが来た!


異世界産リールが良い仕事をしてるのを感じながら格闘していく!

中々上がって来ない!

大物か?

それから30分ほど格闘して相手が弱ってきてるのを感じ徐々に上げていくが、急に重くなる!!


岩とかに隠れられた様な感じでは無い、あきらかに別の物が俺と格闘してるのに食いついてきた!

重い!俺の力じゃ無理だ!!!


そこへテンさん!

「力仕事ならワシに任せろじゃ!!」

あんた、爺さんなのに力持ちすぎね??


「確かに手応えあり!まるで岩を釣り上げてるような感覚じゃな!これは面白い!!」


糸は少しずつ糸が出されていく、サメとかなのか??

糸の出が収まってきた、これはチャンスと言わんばかりにテンさんが糸を巻く!巻く!巻く!


だが相手も負けじと少し休んだかと思うと耐えて糸を引き出す


かれこれ1時間ほど格闘して魚影が見えてきて、俺たちは驚いた!とにかくデカすぎるのだ!軽くこの船の大きさを超えているのだ!


このまま釣り上げる事は出来ないから船で陸地まで運ぶことにした、そして海岸に着いた所でテンさんが釣り上げる!!


釣り上げたのは、体長30メートルはありそうなワームだった!!!


どーやって食べよ??

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