第43話

何かないか?考えろ!

俺はカケタナイフを取り出し、切りかかる!!


悪魔は避ける素振りも見せずナイフが当たるが、ナイフはそのまま砕け散った・・・


俺の攻撃手段がなくなった、酔剣はあるが0.5秒しか持たない俺にはその時間でコイツを倒せるかも疑問が残る。


俺はこのまま殺されるんだろうな・・・


『タロウ!ピンチね!やっと私のサービスを与える時がきたわね!ずっとタロウがピンチになるのを見ててよかったわ!』


『タロウ貴方に魔法を授けます!『飲放題(のみほー)』と唱えて!この世界基準だと大銅貨5枚を生贄に2時間MPが尽きないわ!だけど副作用があって、泥酔状態になり次の日には二日酔いになるわ!』


『では私は帰るねー!頑張って生き残ってねー!』


なんかすごいサービスをしてもらった・・・

これなら、酔剣を使える!


「飲放題!!そして酔剣!!」


少ない路銀が底をついたが、これなら戦える!


これは路銀の恨み!と袈裟斬りをお見舞いする!

悪魔の身体を半分ほど切り裂いた!

だが悪魔は余裕の表情をし傷口がみるみる回復していく、厄介だ・・・


ここで、攻撃を緩めても勝てない!俺は攻撃あるのみだ!

うおおおーこれでも、中学の頃は剣道をやってたんだ!気合いで頑張れ!

俺!


上段斬り、下段、中段

やつ(悪魔)はボロボロだが、身体が回復していく・・・ダメなのか、回復を上まる手数で押し通せば!!


「うおおおおおお!!!!」


悪魔に向かったが、足の痛みが激しくなり盛大に転ぶ

グォぉぉぉおお!!!


俺は転ぶ!

悪魔は刀で斬りつける!

酔剣でガードする!

持ち堪えた!


何かないのか!うおおお!!!

その時酔剣が輝き出す!

俺の怪我が治る!

!?

ショチュ剣の効果のようだ、俺は悪魔にむかう!


時間が過ぎて1時間以上は過ぎたとは思う、悪魔は現在ピンピンしてる、倒せるのか??


だか、悪魔の動きが鈍い!

やるなら今だ!

身体を動かせ、俺!

そしてーーーー

ついに悪魔を断ち切った!!


「グンモォォォ!!!」


悪魔は遂にコト切れた


ウーーウォエーーーー

俺は飲放題の副作用で盛大に吐いた・・・

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