第40話
俺はテンさんとダーサンを顔合わせさせた
ダーサンは歴戦の戦士を見て驚いてた、テンさんホント凄い人なんだな
そしてダーサンあんたAランクなんかい!
俺1番浮いてるんですけど?周りから見たら俺は単なる腰巾着じゃん、絶対荷物持ちって思われるじゃん!
なんで、俺の元にAランク2人もくるの??
なんならパットンきてよ!まだアンタBランクでしょ?
職務放棄してよ!マジで!
なんか俺の冒険このあと億劫になってきた、この面子でやっていけるのかな??
3人で話した後、ここで準備してもそこまで意味もないから直ぐ行動に移ることにした!
ただ俺は重要な事を思い出し、報酬のショチュを貰いに行った!
本当はここで心いくまで飲んでおきたいがみんなが急ぐ感じでいるので、ビール瓶にショチュを入れて持ち運ぶ事にした
その時初めて知ったのだが、このビール瓶何と!無限収納が付いてましたよ!
ショチュをビール瓶に注いでも全然満タンにならなくて知ったので色々検証してみた結果
収納できるのはアルコールのみだが、一種類のみ
冒険には役に立ちそうもないが、いつでもお気に入りの酒を持っていけるのは強いという事で、今無料で貰えるショチュをお店でもらえるだけビール瓶に収納しておいた。
北の山脈に向かう道中特に変わった事は無かったが、テンさんが
最近魔物が活発化してる傾向があるように見える、何かの前触れなのかも知れないって言っていて俺はある事を思い出した。
アンブローズの言葉『未知の恐怖』具体的には何かまではわからないが、魔物の活発化がそれにあたるのかもしれない、コレは旅しながら考えよう。
そして、ダーサンは俺のステータスが弱いのは超晩成型なのではと結論付けた、何年かに1人は出てくるみたいでいずれも歴史には名を刻む存在になっていたとの事
そんな事を話しながら旅を進めていると、俺たちは山脈に着いた。
山脈の入り口は小さな集落になっており、少し賑わっている、俺たちは宿を探し一泊してから明日山脈を越えようとなった。
「タロウ、この町は山脈超えの町として有名だが対して有名な物はないが、なんと魔物を料理して食べさせてくれる店があるみたいだぞ!」
と魔物食ハンターのダーサン
特にやる事もないし、ここ数日野宿などでまともな飯をくってなかったからそこで食事を取ることにした。
「いらっしゃいませ!おすすめは切株の雲のクリーム乗せが旬ですね!」
店に入るなりおすすめの料理を紹介されたので俺たちはそれを頼む事にした、待つこと数十分出てきたのは
ここら辺で良く出没すると言われる切株の魔物を丸々姿焼きしたのに、雲の魔物3種類を簡単に味付けされたのを切株に乗せるというシンプルな料理であった。
それぞれ口に運んでーー
!?
見た目とは全く違う味わい!
俺は食べたことのある味だ!
ーーーーこれはガトーショコラだ!
切株の魔物は見た目と違って甘く口溶けの良い
そして、雲の魔物まるで生クリームのような味わい!
しかも3種類という事で見た目もいい!
こんなオッサンと爺さんが食べると言うよりは女性が喜びそうな味だった!
ここら辺では甘味と言ったらあまりなく、有名になるのは食べて理解した!
『タロウ!今度その食べてるのをビール瓶の前において!私も食べたい!そのかわり今度サービスしてあげるから!!』
アンブローズがこの甘い食べ物に興味があったようで久しぶりに連絡してよこせとなった。
俺は持ち帰りも買ってこの店をあとにした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます