第39話
「爺さん強かったんだな?何故騙された時にその力をだせなかったんだ?」
あまりの強さの爺さんにストレートにきいてみた
「なぁに、単純に同様して動けんかったのじゃよ」
「あ、ああ」
あまりにも普通すぎて言葉に詰まった
「それにしても、ワシはトメの仇を打ったからもうやる事がなくってこのまま朽ちていく老体よ・・どうじゃお客人の仲間にしてくれんかの??」
どう見てもヨボヨボの爺さんでも凄腕?と考えてると
「なぁに、ワシはこう見えてもランクAまで上り詰めた元冒険者じゃて、お客人の邪魔にはならんとおもうじゃよ!』
この爺さんがランクA!!人は見かけによらんな!
「だが、俺はよわい、こんなのでもいいのか?」
せっかくのチャンスなのだが、俺だと足手纏いになるからここは身を引いた方がいいよな
「なぁに、お客人!そんなこまけー事は気にしないじゃよ!ワシはお主の漢気に惚れたんじゃよ!弱いのはわかっておったじゃ、それなのにあの狸に立ち向かった漢気に惚れたんじゃよ!」
「お、おう、なら仲間になる?」
なんか勢いに負けて仲間になるかの確認してしまったな、、
「今後ともよろしくじゃ!ワシはテンと申す!」
「俺はタロウだ、基本的にはその日暮らしの生活をしてるだけの冒険者だぞ?本当にいいのか?」
「だったら世界を見に行こう!世界は広い!それにこの地は悲しみが多い!だから冒険者のタロウ殿に仲間になったんじゃよ!」
「まずは、北に向かうか?山脈を抜けると海があるそこにはいろんな物があるじゃて、タロウ殿にはいい経験ができると思うじゃよ!」
「まー行くあてもないから北向かうかー、その前に今依頼を受けてる案件の報告しにギルド行かんとなー」
「ああ、待て部屋を片付けてたらこんなのが出てきた!トメの酒のレシピ書じゃ!!」
「これであの酒は作れるぞい!」
なんと、トメさんレシピを残してたのか!!後は良いコメッコがあれば!!
♦︎
「今回の依頼の達成報告に来たぞ」
「あと、近々街を出たいんだが他の地でも冒険者の登録は必要なのか?」
「特に必要はないですね、何処で登録しても世界各国で共通となりますね!」
「なるほど、了解!では世話になったな!」
「「タロウ!!お前この街を出るのか??」」
パットンとダーサンがちょうど話を聞いてたみたく俺に駆け寄ってくる。
「タロウ!俺は暇なったからタロウに付いて行くけど問題ないよな?」
とダーサン
前々から俺に加わると言ってたからしょうがないのか?
「俺1人では他の地域に行くの大変だから頼む!」
俺は手を差し出し握手する
「俺も行きたいんだが、ギルドの仕事あるからなー何かあったら連絡くれ!タロウのピンチの時は駆けつけるぜ!!」
少し雑談した後俺は次の街に行く準備をした
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