第36話
あの後、ダーサンと色々議論したが答えはでなかった。
だが、俺は神様か精霊のどちらかの試練(嫌がらせ)と思ってる、、だっておかしいもん!!
♦︎
数日後俺はギルドでボードを眺めていたら
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依頼:水路を直してほしい
詳細:代々コメッコの栽培をしていて、キレイな水でしか育たないコメッコのために、山に水路を作って湧き水を引いていたが
どうも壊れてしまったらしく、水が届かなくなってしまった。
直しに行きたくても山には魔物がウジャウジャいて、とてもじゃないけど行けない。
コメッコがなければショチュが作れなくて、うちの店(食堂)名物の煮込みに合う酒がない
…
どうか、水路を直してほしい…
報酬:うちの店で一生ショチュ無料(ショチュが作れなくて店の経営がやばいため金がない)
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コメッコとショチュ!!飲み放題!!
いくら難しくてもやるしかないでしょ!
これは俺の為に用意された依頼だ!
内容はともかく、報酬に目が眩んだ俺は依頼を受ける事にした。
一刻も早くショチュを飲みたくて、依頼者の所に行き内容を再確認して、水路の様子を見るとあまり水が来てないのが目視でも分かる。
これではコメッコを育てるための水量が足りないため刈り入れの時は不作になるだろうな。
先ずは山の方に行ってみるか!!
道中は特にトラブルも無く水路まで辿り着いたが、ここは特に壊れてる所が見当たらない、ただ水量は少ないもっと奥の方かな?
この後調査を行なったが未だに異常箇所を発見でない、そろそろ日も暮れる頃なのに、それにしても魔物がうじゃうじゃいるって聞いたいがその魔物も遭遇しない俺にとってはそれで助かるのだが
暫く歩いてると湖を見つけ、そこから水路を作ってるのだなと推測する。
俺はそのまま近辺を調査していると、水路の入り口が何者かがぶつかって壊れているのがわかった。
見た感じ、湖側の方から壊れてるので、水生系の生物がぶつかったんだろと推測。
水路に使った木材が水の進入を妨げてるので、適当に木材を撤去すると問題なく水量が回復するのが確認できた。
作業が終えた頃にはすっかり日も暮れて闇に包まれ、このまま下山すると遭難しそうになるので、身を守れそうな所がないか近くを調べていると、遠くから灯りが見えて来たので、今晩はこの家の人に事情を話して止めてもらえたらいいなー
それにしても、西洋風の建物が多かったこの世界なのにこの建物だけ、日本の昔話に出てくる日本風の建物なんだろ??
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