第35話

今俺は荒野の真ん中にただ1人ポツンと立っています

周りには何もないです

向こうから、ものすごい砂埃が見えてきました

どうやら、ダーサンが魔物を沢山引き連れてきました。


♦︎


遡る事2時間前


俺とダーサンは荒野に着いて、周りに誰も居ない事を確認して俺に話しかけてきた


「今回は特殊なやり方で鍛えるよ、俺がたんまり魔物を引きつけてくる、それを2人で倒す!なっ!簡単だろ!」


ステータスはパーティー内なら倒した魔物もパーティーで共有される見たくこう言った方法でも可能みたいらしい。


♦︎

そして今、目の前には50は超えるであろう魔物の姿とダーサン。


しかもダーサンに至ってはまだまだ余裕があるそうで


「これで足りるか?」


だそうだ、俺1匹でも瀕死ですよ?少しってかかなりスパルタすぎません?


「多いぐらいじゃないか?かなり少なくともいいんじゃ・・・?」


「何言ってる!数減らしたらパワーレベリングにならないじゃないか!まーこいつらやっちまおう!」


ダーサンは何やら呪文を詠唱しはじめた、周りからは熱気が溢れてきてサウナにいるような感じに思える


そして!


「獄炎の壁」


静かに呟くと、目の前には炎の壁が現れ魔物を焼き払っていく・・・あきらかにオーバーキルにしか見えない、周囲は魔物の焼けた臭いに包まれその最中、何か力が湧き上がる感覚を覚える


「よし、片付いたな!」


何事もなかったように、涼しい顔で言ったと思えば


「タロウ!ステータスあがってるじゃないか!』


■■■■■■■■■■■■■■■

タロウ 38歳 男

HP 32→35

MP 13→16


スキル

精霊の声、酔剣

■■■■■■■■■■■■■■■


「でもおかしいなーこれだけ倒せばもっと強くなってもいいものだが??何か呪いでもかかってるんじゃないか?』

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