第31話

「だけど今は一撃必殺みたいだから、使い所が難しいんだよな」


ダーサンは何かを考えてー

口を開く


「タンク役とか居れば何とかなるんじゃないか?そしたらタロウの一撃必殺とやらが刺さるんじゃないか?」


「だがなー俺のステータスは最弱すぎてパーティー組んでくれる人おるかなんだよなー」


「それなら問題ないだろ!タロウには酒に関しては無敵と聞く酒豪のパットンやシュレンティガーと肩並べて飲んでも潰れる事なく飲んでるじゃないか!そして、秘蔵の酒!冒険者ほとんどと言って美味い酒は好きだ!タロウにはその魅力がありすぎる!」


「弱くたっていい!仲間を頼れ!仲間達はタロウを頼る!これてwin-winじゃないのか?」


「それに彼等はタロウの事気に入ってるから、話は聞いてくれるんじゃないか?まずは、ギガントアイを食いに行こうぜ!臨時パーティー結成だ!」


「お、おう?」


何故か勢いに流され、ダーサンとパーティーを組む事になってギガントアイ討伐に駆り出される事になった、、、


「まずは、俺の役割から話すか!俺は基本は魔法職なのだが前衛もやれるオールラウンダーってやつだな!だからタロウにはできるだけのバフで支援しながら、倒すだけだ!なっ!簡単な仕事だろ?」


何故か何回もギガントアイを討伐した事があるような言い回しで簡単だって進めてくるが、頼りきってもよいものだろうか?

ただギガントアイ討伐すると報奨金が金貨1枚となるからかなり美味しい仕事なんだよな


「わかった!まずは準備から取り掛かっていいか?因みにギガントアイの弱点は何か知ってるか?」


生存率を上げたい為、ダーサンに必要な情報を引き出す


「アイツは『水』に弱いが、特殊状態になると体から蒸気が発生して水を蒸発させる事例もあるみたいだ、だがこの状態は稀だから問題はないと思う」


ある程度情報が出たら、確認する事がある酔剣 (スライムブルー)時の属性効果だよな


「ダーサンは鑑定使えたよね、0.5秒だが武器を具現化するので鑑定してほしい!」


「ああ、わかった!」


俺はビール瓶にスライム酒(ブルー)を入れ、酔剣を発動するとビール瓶が青い剣に形に変わる


「鑑定結果が出たぞ」


■■■■■■■■■■■■■■■■

酔剣(スライム酒(ブルー))

スライムと酒の力が合わさった剣

使いづけると体が青くなり、体調の悪い人と勘違いされる

水の力も宿っていてどんな物も浄化できる

■■■■■■■■■■■■■■■■


!?コレはワンチャン期待できる!!


(よし、ギガントアイを討伐して報酬たんまりもらうんだ!)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る