第29話

依頼完了と特別ボーナスのおかげで、大金が手に入った。


ここで、装備を変えようと思うが手持ちから考えると全然足りないからまだ使えないと判断し見送りにする事にした。


他に必要となると、回復アイテムだよな攻撃は耐えたらなんとかなるが、肝心のHPが尽きたら元もこうもないしさ、道具屋に行こう!


道具屋に着いて薬草を購入するとしたら、異変に気づいた、薬草の値段がこの間みた値段より高くなっている!

薬草 大銅貨1枚から銀貨1枚になっていた!


店主にこの値段はおかしいと抗議したところ以下の事情がわかった


薬草の群生地にオーガ種が住み着いて薬草の入りが悪い

貿易路になってる街道近くにワイバーン種が群を作り始めて他方からの薬草の入りが悪くなった


このダブルパンチで薬草が高騰したとの事だった。

困ったな、薬草採取の依頼も簡単そうで安定して稼げると思ったが、この仕事も暫くないな・・


まずは、薬草買おう、、、5枚ほど

一気に手持ちが減ったな、装備も遠くなったぜ、、


遠くからは

「薬草高騰してるおかげで、持ってた薬草売ったら儲けたぜーー!ヒャッハーー!」


情報は武器だよね、、この間俺それ経験したじゃん異世界知識使って金儲けたじゃん?しかもアレ売れれば儲け少ないんじゃ?俺損してる??


ええーい、ここで悩んでも何も始まらんギルド行くぞ!ギルドに!


ギルドに行ってみると、普段見ないフル装備のメンツが集まっていた。

オーガとワイバーンの討伐隊が組まれて集結してるそうだ、中には見た事ある顔ぶれもある。


パットンはいつもの皮の鎧に身に纏い険しい表情をして、シュレンティガーと今後の事を話しているようだ。

俺はそれを横目で見ながらボードを確認してみる


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周辺調査のお願い、オーガ種に占拠された薬草群生地に変わる場所の調査 銀貨2枚

※ギルドからの要望の為、現在と同等以上なら追加報酬あり

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お手頃そうなのがあったので、コレを受理してもらう為にカウンターに行った。


さて、当てもないが何処に向かうか??

群生地とは真逆の地域に行ってみよう!


薬草の群生地は全く違う方向に進み歩くと、薬草ポイのが生い茂ってる所を見つけた。


そこら辺に生えてるのを適当に集めていると、目玉の怪物がこちらを見てるのに気づいた。

今の所は襲ってくる様子もなく見てるだけ大人しいものだ、ただずっと見られるのは気持ち悪いのである程度採取してギルドへ報告しにいった。


「それは、ギガントアイですね!よく無事で帰ってこれましたね?あの魔物は射程圏内に入ればあの大きな目で視界をくらませその間に獲物を弱らせて食べるという、恐ろしい魔物なんですよ」


「せっかく新しい群生地を見つけても、ギガントアイが居るのではこのまま、薬草の値段高騰は収まりはしないですねー」


「だけど、タロウさんは一応見つけてきたって事で、成功報酬は出ます、後はギガントアイの討伐隊を組まないとですね」


「ギガントアイってのは相当手強いのか?」


「1匹で小さな町なら壊滅するほどの力はありますね!だから本当にタロウさんが無事で何よりでした」

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