第10話

考えてる間もなく、容赦なく繰り出されてくる

木刀が繰り出されてくるとその次は拳や手刀、蹴り


「かくなる上は、このビール瓶でやってやらー」


そう思い、ビール瓶に力を込め気合を入れる


「うおおおおおおおおおおおおお」


その刹那、ビール瓶が輝き出した


「「何?」」


突然の事に静止する2人だが、ここはベテランのパットンは状況を理解し、俺への追撃にかかる


(お、終わった・・・)


ビール瓶が剣の形に変わり、無意識で剣を振った!


ドンっ!無意識で放った斬撃により、パットンが演習場の壁に埋もれていた


(どーなっているのだ?アレまたビール瓶に戻ってるし意味がわからん)


「いやー参った!そんな隠し球を持ってるなんて知らなかった!人を見かけで判断しちゃいかなんなー」


壁から起き上がりながら、軽い感じでパットンは俺に近づいて来て


「だがな!ふんっ!」


パットンが気合いを入れると、凄かった筋肉が更に膨れ上がり、皮の鎧はピッチピッチになり破けんばかりにとなり、先程受けたはずのダメージが回復してるように見える


(えっ???何にこのチート??)


俺どーしたら??このままいても、ただのサンドバックにされるだけど、逃げ回れ!!

と思い、重い身体に鞭を打つ感じで動かし、容赦ないパットンの攻撃を交わしたり、モロに喰らったりしながら1時間ほどたった

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