次に向け
女将に鍵を渡し宿屋を出る薬売り、昔泊まった宿に行き花を置き、昨日の深夜にあった火事の焼け跡に行き薬売りが刀を出す。
(薬売り)浄化されなかった者、天へ昇れ。
刀から気配が昇り、刀を収める。
日差しで溶け始めた雪の道を歩き、村を出て隣町へ行く。
(薬売り)今日は温かい。
3時間ほど歩き、町の門前に通じる橋に着く、そこは、芸に使う道具を持つ人、干物を担ぐ人、薬草を背負う人、様々な人が橋を渡り門を潜っていた。
(薬売り)ここに来るのは5年振りか、人が増えたな。
薬売りは橋を渡り門を潜った。
薬売りは医者に薬草を売り、断る人も居たが5人程に売り、薬はほぼ売れた
(医者)ありがとうね、結構いい物売ってくれて。
(薬売り)この辺に安い宿はないか?
(医者)安い宿はちょっと離れてるぞ、この辺は高いからな、ここを出て左に行くと田と書かれたのれんがある、だいぶ遠いが、その宿に泊まりな。
(薬売り)わかった。
(医者)またな。
薬売りは安宿を探しに20分ほど歩いた
(薬売り)ここか宿は。
(安宿の子供)お客さんですか?一泊20ネズです。朝ごはんないよ
(薬売り)わかった、まだ夜には時間があるから空けといてくれ、金は後で払う。
(安宿の子供)わかったー、何するのこれから
(薬売り)人を見に行く、お前の親はどこに行っている。
(安宿の子供)おやは出かけてるよ、それよりわたしとあそぼうよ。
(薬売り)私はお人好しではない、またな
(安宿の子供)ぶぅぅーー
薬売りは宿を出て寝込んでる人の場所へ行き、余った薬を使い治療した。
(病人)ありがとう……
(薬売り)ゆっくりしとけ。
(病人)本当に助かった。
(薬売り)私はもう来ないからな、治らなくても私は責任を取らない、またな。
薬売りは家を出て散歩をし夕方になると宿に行き、飯を食い、寝て、宿の女将にお金を払い、宿を出る。
(安宿の子供)また来てねおにいちゃん。
(女将)ありがとうね。
薬売りは山の向こうにある村を目指した。
薬売り 冬道 @huyumiti
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