深く練り込まれた設定。
独特の世界観。
そこで繰り広げられる群像活劇。
様々な思惑が渦巻く世界で、主人公達が抗い戦い続ける物語です。
まだまだ序盤であり、盛り上がりはこれからと言うところですが、序盤の悲劇を覆すような展開が期待される作品です!
1話当たりが長く難解な語句を惜しげもなく使われているところに作者様の語彙力が伺える反面、だからこそ読みにくいと感じる部分も見受けられます。
(これは響さんの勉強不足なだけですが)
もっともそう言った言葉の選定や運用が、話の深刻さを更に深めている側面もあります。
また序章では世界観の説明に苦心されておられますが、だからこそやや説明臭く感じるかもしれません。
軽く読み流す作品が主流の現在で、がっつりしっかりと読みたい方にお薦めとなります!