lesson4 仲間が必要ですか?

 エミリーとヨウコは町に到着しました。

 町は多くの人で賑わっています。


「まずは酒場に行きましょう」

「私は未成年です」

「お酒は飲みません」

「なぜ酒場に行くのですか?」

「仲間を集めます」

「わかりました」


 エミリーとヨウコは酒場へと向かいます。

 二人が酒場に入ると、中には沢山の冒険者がいました。


「どんな仲間が欲しいですか?」

「ハンサムで背が高い人が好きです」

「それはあなたの好みの男性です」

「そうですね」


 エミリーとヨウコは仲間になってくれそうな冒険者を探します。


「あの武闘家はどうですか?」

「私はカラテが使えます」

「では、あの魔法使いはどうですか?」

「私は魔法も使えます」

「あの戦士ならどうですか?」

「とても臭そうです」


 どうやらども冒険者もエミリーはお気に召さないようです。

 ヨウコは呆れてしまいました。


「一人で冒険するつもりですか?」

「ヨウコがいます」

「私は冒険者ではありません。村に帰ります」

「大丈夫です。行きましょう」

「困ります」

「大丈夫です」

「とても困ります」

「とても大丈夫です」


 こうしてヨウコはエミリーと一緒に冒険をする事になりました。

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