イヤミ「…大河ドラマで、パリの匂いを嗅げるなんて(くんくんくん)はふう〜」

(2021年7月11日 第22回「篤太夫、パリへ」視聴後)


 五代友厚の仕掛けたパリ万博への薩摩出展。

 相対的に幕府の権威を低く見積らせて、最終的には幕府への外資投入が見送られるように誘導するとか、狙いが恐ろしや!

 徳川慶喜のような最高スペックの上司に恵まれても、大企業・江戸幕府の経済事情は、火の車。

 外資なしでは、軍事力の近代化にブレーキが掛かるので、薩摩・長州にますます睨みが効かなくなる悪循環。

 そりゃもう、投了しますね。

 慶喜だって、オワコンの幕府存続には執心していないし。


 「金の流れが途絶えれば、徳川も倒れるだけ」という戦略は、五代友厚だけでなく坂本龍馬も倒幕仲間に吹き込んでいるので、次回で大政奉還しても慶喜の苦難は続きます。

 つーか、金銭感覚が幼稚に過ぎる武士階級では、近代はキツいよね。

 ケチを極めて貯蓄財産の額で世界トップクラスだった徳川家康の開いた幕府が、金欠で終了するのは、皮肉というか当然というか。



 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード。





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