徳川斉昭「え? 慶喜が開国派?! マジ?」

(2021年4月18日 第10回「栄一、志士になる」視聴後)


 江戸の経済悪化の理由を、「神々の呪いです」なんて言い出すアレな指導者のいるグループが、自滅しましたね。

 ぶっちゃけ、国際貿易を無制限・無秩序に許した結果なので、ほとんどの攘夷派は「経済的に混乱しちゃうから、不平等な条約を改訂しなさいよ」「物価が三倍に上がるなんておかしいから、開国方針は、もっと慎重なやり方に戻そうよ」という意見なので、みんなが過激だった訳ではないです。尾高長七郎が入っちゃったような過激なグループは、テロに走って自滅の一途ですけど。


 それに輪を掛けて攘夷派が泥沼にハマっているのは、「尊王攘夷運動の次期指導者」と看做している一橋慶喜が、実は「開国派」である事を、この段階では全然理解していない事です。

 父君が強烈なインパクトだったので、無理もないかなあ、この勘違いは。

 慶喜も、この時期はどういう政策を持つ「政治家」なのか、表明しませんでしたから。つーか、徳川斉昭がうるさいから、黙っていたのかも(笑)


 この勘違いは、またまた余計な血を流す原因に。




 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る