幕府広報「井伊大老は、病死です」
(2021年4月11日 第9回「栄一と桜田門外の変」視聴後)
対比する演出が溢れる大河ドラマではありますが、今回は格別に対比のギャップが、凄い事に。
「桜田門外の変」を、極悪な大老が退治された痛快イベントと捉えて面白がって爆笑する栄一たちと、今後の水戸派の更なる暴走に至る未来を心配して一切笑顔を浮かべない徳川斉昭の、ギャップ。
実際、井伊直弼が討たれても、幕府の外交方針は、全然変わらないです。
要人暗殺では、政治は全然、変わらない。
むしろ、「桜田門外の変」から始まった流れの末に幕府の中枢に戻った一橋慶喜が、志士たちの期待する尊王攘夷運動とは真逆の「究極の開国派」であるという珠玉の皮肉。
この皮肉な流れに、若い渋沢栄一がどのように関わるのか、見ものですね。
井伊大老の死因。
幕府の正式発表は、病死なんですね。
幕府の体面を保つ為とか、井伊大老の名誉を守るための方便とか、理由は分かるけれども、即日瓦版で最新情報が出回る世界で、意味が無かったような。
まあ、そこにツッコミを入れる暇も無くなるくらい、情勢が動いていったせいか、訂正がされないままに、後世に残っちゃいましたね。
今回は、これまでにいたしとうございます。
アテブレーべ、オブリガード。
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