いい人から先に…
(2021年3月14日 第5回「栄一、揺れる」視聴後)
今回は、『夷狄』に対する各人の反応が引き出されていましたね。
栄一は、当時の若者にありがちな攘夷に傾きつつも、胡散臭い拝み屋のインチキを看破したりと。あの観察眼と疑い深さが、過激な攘夷運動を目の当たりにして、黙っていられるか、無事に済むのか不安になりますが(笑)
慶喜は西洋の軍備や戦術に興味を示して教えを乞い、幕閣は軍事力の差を自覚しているので慎重に対応。攘夷の最先鋒の徳川斉昭は、トラ○プ前大統領ばりの過激なヘイト発言を連発して、周囲に窘められる始末。
そして、一番真っ当な「夷狄も人ですよ、故郷に家族がいますよ」という意見を主張した藤田東湖が、最後に大地震で死去するオチ。
切ないなあ、一番真っ当な人が、この段階で消えてしまう。
藤田東湖が生きていれば、という事例が、本作では少なからず出てくると思う。
今回は、これまでにいたしとうございます。
アテブレーべ、オブリガード。
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