♪ドレミファソラシド どしてもやられる♪

(2021年2月28日 第3回「栄一、仕事はじめ」視聴後)



 今回は、二人の「初仕事」が描かれましたね。


 慶喜は、父・斉昭の復権に貢献する一方、周囲の期待を「傀儡政権の為に担ぎたいだけでしょ」と寄せ付けない。

 もしもこの時、一部の期待通りに慶喜が将軍就任ルートを取っていた場合、斉昭が暴走して外交政策でいきなり米国艦隊との戦闘もあり得たし、幕府内のアンチ水戸派との内戦も勃発したかも。

 一歩引いたポジションに留まる事で、押しの強過ぎる父と幕閣の緩衝材になって影響力を見せつける訳ですが…この居心地の良いポジションも、井伊直弼がチート権力職「大老」に成るまでですけど。

 将軍職引き継ぎで揉めずに、幕閣が仕事に専念できる環境へと政局を流した慶喜の「初仕事」

 ますます期待しちゃいますね。


 栄一の才覚溢れる仕事ぶりがもう、見ていて痛快で。

 来年度の耕作を見据えた投資と助言で、初見で取引相手と信頼関係を築いてしまう辣腕。

 初めは「子供の使い」とナメられていたのに、仕事が終わる頃には「笑顔で尊敬される取引相手」に昇格。

 父親が取引価格を聞いただけで、巧い仕事だと評価したのもポイント高いです。


 この二人が会ったら、どうなるのか、楽しみだよ、本当に。



 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード。



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