企画：良いところを三点述べるより

【良いところ三点】
１＊相対により肩透かしを食らうような流れが、面白い。
例えば、激しい雨だが音は聞こえないなど。まるで、いつもはこうなんだけれど、今日はこうなんだという気持ちを反映しているかのようである。主人公はアイスプリンセスと呼ばれるほど、周りからは無表情で反応が薄いと思われている。しかしその実、人とのコミュニケーションが苦手なだけなようだ。今までは人から誤解されていても、特に何も思わずにいたのかも知れない。

２＊世界観がしっかりしている。
舞台がとても面白い。人は文明や近代化に憧れはするが、結局惹かれるのは自然の力なのだ。苦手な人もいるとは思うが、海が好きな人は沢山いるだろう。みているだけで、癒されることもある。それは絵画などを見れば明かである。そして人は無造作ではなく規則的だったり芸術的な配置に心奪われるようだ。元は木が育つための間隔も、同間隔にすれば美しさも増す。花も色とりどりに植えれば、心奪われる風景と変わる。色彩は心を躍らすには十分すぎる要素と言えるのではないだろうか？

３＊ストーリーの流れが大変面白い。
主人公はある仮面をかぶって本来の任務を隠している。そしてその任務を知っているのはボスと、自分のみ。初めに出てきた男性が、後にどのように関わって来るのか、4話の時点ではまだ分からない。しかし、主人公が声フェチであることが物語に関係してくるということを実感すると、かなり面白さが増してくる。これから何が起きるのか？　果たして任務は遂行できるのか？　謎が解き明かされていく様にワクワクする物語である。