第6話 推敲テク・上級編 ちょっとむずいけど、「作者フォロー」率が上がるぜ。



 推敲テク、上級編。

 ここまで来ると一話という規模じゃなくてもっと大きな規模での見直しを行うことになる。

 物語の構成とかね。

 

 まぁ構成といってもそんな大それた事じゃなくて、例えば・・・・・・。

 各話を続けて読んでいて「もしかしてこの話、もっと前にしといた方が後続話にスムーズに入れるかも」とか、逆に「もっと後にした方が話の流れが綺麗かも」とか。

 

 そういう所をちょっと見直してみると、格段に読みやすい文章になる。



 いや、もしかしたら「そういうのは投稿前に済ませとけよ」って思うかもしれないけど、結構大分先まで書きつづけてみないと気付かなかったりする。

 「なら、一度完結まで書ききってから投稿開始しなよ」っていう事を言われる未来が透けて見えるようだけど、それまでは待てない。

 ソワソワする。

 それが、素人小説書きの悪癖なんだと思う。


 逆に言うと、だからこそ「投稿後の推敲作業が必要だ」って言ってるわけだ。


 


 ここまでやっとくと、その作品の読者の『作者フォロー』率が上がる。


 これが上がると何が良いって、新作や近況ノートを投稿した事を通知から気付いてくれる。


 つまり、新作を読んでくれる率が必然的に上がる。

 PVが増える。


 カクヨムでお小遣い稼ぎをするなら、是非とも『作者フォロー』は欲しいところだ。



 これまた変遷は記録してなかったから紹介できないが、私の現在のフォロワー数は186人。

 単純計算で9話投稿すれば100円稼ぐことができるという事になる。

 この数字は純粋に嬉しい。


 186人という数字が、一般的に多いのか少ないのかは分からない・

 が、私的にはここまで一度推敲をして以降フォロワーが増えたので、それ以降は「なろう」に先行投稿している文章を丸ままコピペするんじゃなくて、それらを一度推敲した後で投稿する事にした。


 その方がきっと、一度この作品を見つけてくれた読者を逃がさずに済むだろうと思うから。



 という訳で、ここまで数回に及んで推敲について語ってきたが、いかがだっただろうか。


 まぁ、最初からすべてをやるのは難しいっていう人も居るだろう。

 そういう人は、まず初級編をやってみて慣れてきたら初級+中級、とランクを上げていけばいい。


 何もしなければ、変化は永遠に訪れない。

 しかし下手にしろ何にしろ、やればそれなりに慣れるし、慣れれば余裕も出来てくる。



 だから、 


「お小遣稼ぎのための手間は惜しまない」


 または、


「スランプなり新しい題材が思いつかないなり、とにかく何かを書きたいのに書けない」


 という人には是非とも「一度公開後の作品を推敲をしてみる事」をオススメする。


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