第3話 推敲テク・初心者編 誤字脱字を直すだけで・・・・・・? 



 推敲初心者さん。


 まずは何から手を付けて良いのか分からない。

 そんな難しいことは出来ないよ。

 

 という方は、まず最初に『誤字脱字の修正』をしてみよう。


 

 簡単じゃん。

 ってかそんなの、各ページの初回投稿前にちゃんとやってるし。


 そう思った、そこの貴方。


 侮る勿れ。

 誤字脱字って、意外とたくさん潜んでるぞ?



 誤字脱字って、読む側からするととっても邪魔な代物だ。

 誤変換で何を言ってるのか分からずに無駄な脳のリソース割く羽目になる場合はもちろん、助詞(~を、~に、等)の抜けや過分の連発は「気持ちは分かるけど集中力が切れるんだよ」って思わず言いたくなったりする。


 つまり誤字脱字とは、物語の内容以外のところで大きなマイナス点となるのだ。



 これを直す事は、少なからず読者の読み疲れを防ぐ事になる。

 そしてそれは「何となく面白くない」「何となくもう良いかな」と思って読了をリタイアする読者を減らす事に繋がるわけだ。


 長編であればあるほど、文章の見直しは面倒だろう。

 しかし最もこの効果が高いのも、確実に長編だ。

 だって、どうしたって長編の方が読み疲れし易くなるんだから。



 さて、その行動の効果は如何程かというと・・・・・・なんと、続きを読み進めてくれる人の数が確実に上がった。


 否、これではちょっと語弊があるか。

 より厳密に言うと「既に完結してから2ヶ月弱が過ぎた作品の誤字脱字を見直したところ、「各話数に続けてハートを押してくれる人の数」が、目に見えて増えたのである。

 

 ・・・・・・いや、だって何も反応を返してくれない読者が一体どこまで読んでくれたのかなんて分かるはずがないじゃん。

 だから曖昧な検証しかできないのは許してほしいのよ。



 というか、私は誤字脱字が多い方だと自負しているが(←何の自慢にもならない。笑)こんなにも効果が出るとは思わなくって正直面食らったほどだ。


 一気にやらなくても、例えば一日一ページのノルマを作ってちょっとずつ頑張ってみれば良い。

 是非ともチャレンジしてみてほしい。

 


 尚、読了印の変わりに読んだ話数にハートを押してくれる読者は割と居る。

 もし貴方の作品にそういう人がやって来ないとしたら、もしかすると誤字脱字が多かったりするかもしれない。


 一度見直しをしてみる事をオススメしておく。


 ・・・・・・とは言っても、自作は未だに見る度に誤字脱字がポロポロと転がり出てくる始末なんだけどね。(←人に偉そうに言える立場じゃない。笑

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